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これからの時代、プログラマーはシステムエンジニアも兼務しなければいけない

これからの時代、プログラマーはシステムエンジニアも兼務しなければいけない

現在、Webプログラマーもシステムエンジニア(SE)も不足していると言われています。Webに限らず、あらゆる業界でコンピューターシステムを導入するようになり、システムエンジニアやプログラマーの需要は高まる一方です。

厚生労働省「労働市場分析レポート 第 61号(平成28年1月29日)」によれば、システムエンジニアを含む「情報処理・通信技術者」という職種は、求人倍率の高い職業として表示されています。

どんなプログラマーがシステムエンジニアの仕事を兼務できるの?

システムエンジニアの仕事は上流工程と言われ、クライアントの要望や問題点をヒアリングして、システム設計を行います。その設計書に基づいて、プログラマーがプログラミング言語を用いて、プログラムを行います。

プログラマーからキャリアアップして、システムエンジニアになるケースは比較的多いのですが、そのようなシステムエンジニアは、状況次第ではプログラミングも行うという場合もあるようです。

逆に、プログラマーはどうでしょう。
プログラマーのレベルもさまざまですが、初心者のプログラマーがシステム設計書を書くというのは、ハードルが高いと思われます。

いくつものプログラミング言語を1からプログラムできるようなレベルになると、システムエンジニアの仕事であるシステム設計ができる、というプログラマーも多いようです。

小規模で予算がそれほど多くない案件では、システムエンジニアとプログラマーを雇用する余裕がないという場合もあり、プログラマーがシステム設計を行う場合もありますので、SEを兼務できるプログラマーは需要も報酬も高めとなります。

システム開発現場の現状

さまざまな業界で「2020年問題」という言葉がささやかれていますが、システム業界にも2020年問題が登場しています。

オリンピックに向けて、多くの大規模なシステムが開発される予定であり、2020年まではますますシステム開発案件は増えていくものと思われます。またそれに加えて、マイナンバー関連の大型案件もさらに加速して行きます。

大規模な案件になればなるほど、作業量も作業工程も膨大なものになるので、かなり多くのシステムエンジニアやプログラマーが必要となります。

仕事を引き受けるシステム開発の会社の場合、2次請け、3次請け、など、多重下請けが発生します。下層の下請けほど、システムエンジニアやプログラマーが多く必要なのに、割ける予算は少なくなりますから、人件費のかからないシステムエンジニアやプログラマーを雇いたいと思っています。

また、作業工程が複雑になれば、どこかで遅れが生じると、他の作業に影響を与えたり、その遅れを回復するのが困難になりますから、なんとか作業工程を少しでも減らすことが望ましいと考えられています。

人件費・工数・予算の削減のために

上記のように、大規模案件においては多重下請け構造が発生しますから、人件費や予算を抑える必要があり、少しでも工数を減らして遅延を出しにくくすることが求められています。

そのため、プログラマーがシステムエンジニアの仕事を兼務することが一つの方法と考えられます。

一般的にシステムエンジニアの仕事は、プログラマーの報酬よりも高くなっていますが、プログラマーがシステムエンジニアを兼務した場合は、システムエンジニアとプログラマーを別々に雇用するよりは人件費が安くなります。

クライアント側からすれば、設計段階での作業と、一つのプログラムについての細かい作業についての窓口が一本化しているので、よりコミュニケーションが取りやすいと言うメリットがあります。

2021年以降に向けて

オリンピックが終わった2021年以降、それまで活発であった開発案件が一旦減っていくと言われています。

そうなった場合、システムエンジニアやプログラマーを大量に雇用していると、案件の数に比べて従業員の数の方が多くなってしまうということも考えられます。

そのためには、プログラマーとシステムエンジニアを兼務できる人材を雇用しておいた方が、人件費を抑えることができるという考え方があるようです。

もともと、中小規模の案件においては、プログラマーがシステムエンジニアを兼務する場合が多かったのですが、今後はますます、その需要は増えていくと思われます。

少し先の話しになりますが、2020年問題とは別に、将来的には人工知能がプログラミングの一部を行うようになるとも言われています。

実際どのようになるかは、その時になってみないとわからない面はありますが、もしそうなった場合、プログラマーの需要は減っていくかもしれません。

人工知能は比較的クリエイティブな部分が弱いと言われているため、人がシステムを設計し、人工知能がプログラミングを行う、というようなことは起こり得ると予想されてます。

そうなった場合、プログラマーという職は、システムエンジニアのことを指すという時代が来るかもしれません。

いずれにしても、将来を見据えて、プログラマーはシステムエンジニアの職を兼務できるようにしておくことが望まれます。

しかし、プログラマーであれば、誰でも簡単にシステムエンジニアになれるというものではありません。プログラマーとしてのキャリアを積み、システム設計の他、コミュニケーション能力、マネジメント能力なども求められます。

ITの世界は変遷が激しいですから、いずれの職種も現在の知識やスキルに満足することなく、しっかり時代の波について行けるよう、常に向上心を持つことが大切です。