インターネットビジネス最新情報ポータル IBNIP

これからのWebマーケッターに必須なスキルとは

これからのWebマーケッターに必須なスキルとは

Webマーケッターの仕事は、Webサイトの認知、集客、売上増加を目指してさまざまな施策を行い、その効果を検証、改善し、商品やサービスが売れる仕組みを作ることです。

その仕組み作りは非常に計算された綿密さが必要で、1つでもバランスが崩れてしまうと、長期的に安定した売り上げを上げて行く事は不可能なものとなります。

具体的には、Webサイトに対して下記のような施策を行っています。

集客を目的とするもの
  • SEO対策(検索エンジン最適化)
  • リスティング広告
  • ディスプレイネットワーク広告
  • アフィリエイト広告
  • リターゲティング広告
  • SNS広告
  • SMM(ソーシャルメディアマーケティング)
  • メールマーケティング
離脱を防ぐ目的のもの
  • LPO(ランディングページ最適化)
  • EFO(入力フォーム最適化)

しかし、近年、新たなWebサービスの登場、ユーザーのニーズや行動の変化、ユーザーが広告に対して知識を持ってきたことなどにより、Webマーケティングに期待されるものも多様化してきており、より高度な技術を求められるようになってきました。

Web業界は日々新しい技術が開発され、トレンドの変遷も激しく、それと並行してWebマーケティングの施策も変わってきています。

Webマーケティングのトレンドの変遷

2000年以前は、Webサイトの数が少なかったので、検索エンジンに登録するだけで十分でした。

しかし、インターネット人口の増加と共にWebサイトの数が増えてくると、検索エンジン上位表示、相互リンク、各種検索サイトにリンクバナーを貼ることが有効だと認識され始めました。

また、ブログやメルマガの登場で、企業とユーザーの距離は近くなり、ユーザーの声を直接吸い上げることができるようになりました。

企業とユーザーの双方向のコミュニケーションが可能となったのです。

その後、スマートフォンやタブレットの登場によりインターネット人口も増え、広告もモバイル機器への対応が必要となりました。

スマートフォンは常時持ち歩き、どこでもインターネットにアクセスできるため、近年ではスマホからのアクセスが、PCを上回るようになってきています。

スマートフォンは、PCよりも表示範囲が狭いため、広告をどのように表示すれば効果的かを考慮する必要があります。

やがて、SNSの流行で、企業はユーザーとより近くなっただけではなく、ユーザーの出身地域、誕生日、趣味、職業、出身校など、個人情報を把握することができるようになり、ターゲットを絞った広告を出すことができるようになりした。

また、ユーザーにとって魅力的なオファーを提供することにより、「いいね!」のクリックを促し、フォロワーやお友達になってもらい、ユーザーのタイムラインに自社商品やサービスを表示させることも可能になりました。

現在はSNS広告を始め、DSP(Demand-Side Platform)広告のように、ユーザーの属性を元に、ターゲットを絞って配信するWeb広告が主流となっています。

基本はユーザーの購入行動

ユーザーが購入にまで至る行動をモデル化したものに、AIDMA・AISAS・SISPなどがあります。

AIDMA 認知・注意(Attention)/興味・関心(Interest)/欲求(Desire)/記憶(Memory)/行動(Action)
AISAS 認知・注意(Attention)/興味・関心(Interest)/検索(Search)/行動(Action)/共有(Share)
SIPS 共感する(Sympathize)/確認する(Identify)/参加する(Participate)/共有 & 拡散する(Share & Spread)

AIDMAは、1920年代にアメリカのローランド・ホールが提唱した消費行動の法則ですが、現在でもこのモデルはさまざまな消費行動のベースとなっています。

そして、インターネット社会になり、電通によってAISASが提唱されました。興味・関心の次が、「検索」になっているところが特徴です。

さらに2011年、やはり電通によりSIPSが提唱されました。これはSNSを通じた購買行動のモデルです。

ユーザーが商品やサービスについての情報を得た時、一番信憑性があると感じるのは、企業からの発信ではなく、実際の利用者からの発信です。

SIPSでは、一番初めのステージが「共感する」であり、その段階から商品やサービスに興味を持つことが特徴です。

このように、ユーザーが商品を購入するまでにはいくつかの段階があります。

多くのユーザーが現在どの段階にいるのか、つまり、商品やサービスがまったく認知されていないのか、商品名やサービス名は認知されているが、購入するメリットが浸透していないのか、などにより広告宣伝の仕方も変わってきます。

限られた予算で最大限の広告効果を出すためには、いかに効率的にユーザーを購入まで誘導できるかがポイントとなります。

これからのWebマーケッターに必須なスキル

時代と共にユーザーの行動が変わってきても、購入に至るまでにはいくつかのステップがある、という基本は変わることがありません。

現在でもAIDMAという基本モデルは変わらないものの、AISAS、SIPSへとユーザーの購入行動モデルも変遷してきました。

Webマーケッターに必須なのは

  • ユーザーの購入行動の変遷をいち早く察知するスキル
  • 新たに登場するサービス、技術、トレンドに即時に、柔軟に対応できるスキル

です。

さらに、ますます複雑多様化するマーケティング戦略は、Webデザイン、コンテンツ、システムなどとの連携も必要となります。

またWebマーケッターは、Webデザイナー、ライター、エンジニアとも対等に話ができるように、デザイン、ライティング、コーディングの知識やスキルも兼ね備えておきたいものです。

このように、マルチな知識やスキルを持ったWebマーケッターが求められるようになる一方で、Webマーケティングの分野も、Webサイトの制作のように分業化も行われています。

業務自体の分業化により、リサーチやデータ解析、メールマーケティング、各種広告など、それぞれのスペシャリストが集まってマーケティングチームを作る場合があります。

または、ITや金融、医療、食品、アパレル、小売り、旅行、サービスなど、業界に特化したWebマーケティングのスペシャリストを作る場合もあります。

Webサイトの規模や予算、あるいはクライアントが事業会社であるのかWeb制作会社やコンサルティング会社などであるか次第で、マルチスキルのWebマーケッターが望まれる場合もあります。

または、一つの分野に特化したスキルを持つスペシャリストが望まれる場合もあるでしょう。

最近は病院でも「整形外科」と看板を掲げているところもありますし、一方で、「足首から下専門の整形外科」というような、かなり狭い範囲の疾病に特化した専門病院があります。

捻挫などの軽い怪我は整形外科の病院であれば治療してもらえますが、かなり深刻な足首の神経の病気となると、やはり専門病院に行きたいものです。

昨今はマーケティングを勉強していて、深い知識を持っているクライアントもいますから、中途半端な知識やスキルを持っているだけでは、見抜かれてしまうことがあります。

Webマーケッターとして幅広い知識やスキルを持ち、あらゆることに精通したマルチマーケッターなのか、得意な分野について深い知識や経験があるのか、Webマーケッターとしての売りを明確にしておくことが大切です。