インターネットビジネス最新情報ポータル IBNIP

人気SNSの利用実態調査から今後のWebマーケティングを考えてみる

SNSは現在、Webマーケティングにおいて欠かせないものになっています。SNSは時代の流れとともに人気のあるSNSが変化しており、それに合ったマーケティングが必要です。

特に現在では、若者だけではなく、年齢の高い層もSNSを活用し始めており、ターゲティング面でも考慮することがポイントといえるでしょう。

今回は、人気SNSの利用実態調査から新興SNSの利用状況、今後のWebマーケティングを考えてみました。

人気SNSの利用実態調査と新興SNS

近年日本におけるSNSの利用者は全体的には増加しています。

株式会社ICT総研によれば、2019年末にはSNS利用者数(アクティブユーザー)は7,732万人となり、インターネットユーザーの中でも76.7%の割合を占めるそうです。

さらに2017年の年間利用純増数は338万人で、1ヶ月に約28万人増加ということなので、いかにSNSが日常の生活に溶け込んでいるかがわかります。

元々SNSの利用者は10代から20代の若者が大多数を占めていましたが、近年では40代から50代の年齢層の台頭が目立ちます。

Webマーケティングにおいても、若者層だけではなく、年配層もSNSを通してどう取り込んでいくかが重要な課題といえます。

参照サイト: 2017年度 SNS利用動向に関する調査  ICT総研

LINE、Twitter、Instagramが人気

株式会社ICT総研の調べによれば、SNS利用者の約8割の人が「人とのコミュニケーション」が目的で使用しており、利用率はLINEが76.9%、Twitterが41.2%、facebookが32.7%、Instagramが28.6%となっています。

昨年比では、LINE、Twitter、Instagramが伸びており、その他のSNSは伸び悩んでいます。この3つのSNSは、短いメッセージや画像を中心としており、コミュニケーションツールとしての満足度が高いことが特長です。

参照サイト: 2017年度 SNS利用動向に関する調査  ICT総研

LINE、Twitter、facebook、Instagramの利用経験状況

アライドアーキテクツ株式会社による「SNS利用に関する意識調査」によれば、LINE、Twitter、facebook、Instagramは93%の人がどれかは使用したことがあると回答しています。

さらに4つ全部使用したことがある人は36.5%と高い割合で、この4つのSNSはWebマーケティングにおいては必須となっています。

特にLINE@は、ビジネスツールとしても非常に活用している企業や個人が増えています。

 

画像引用:「アライドアーキテクツ株式会社調べ」

ちなみに1つも使用したことがない人は7.0%となっています。

利用継続率の高いSNSは?

続けて、利用継続率ではTwitter、LINE、Instagramが高いことがわかりました。逆にfacebook、ブログ、YouTubeは利用継続率が高くありません。

理由として、Twitter、LINE、Instagramは短文や写真で気軽に投稿できるのに対して、facebook、ブログ、YouTubeはある程度のコンテンツが必要とされるのが原因と考えられます。

facebookはBtoB市場では依然として活用している企業は多いですが、今後はライブキャストなどの動画配信や広告が伸びてくるとみられています。

今後は、新興SNSの中でも投稿への心理的なハードルが低いものは伸びていくとみられています。

動画投稿サイトでも、編集の必要がないものやライブ配信系が伸びていくといえるでしょう。

画像引用:「アライドアーキテクツ株式会社調べ」

男女別の利用状況は?

男女別の利用状況を見てみると、LINE、facebookの利用状況は同程度で、ブログは女性の方が多いようです。男性はTwitterやPinterestが多い傾向にあります。

女性は、特にInstagramを好む傾向があり、facebookが伸び悩んでいるのとは対照的です。

Pinterestは、20代男性のみならず、50代にも人気なのが特長的です。

画像引用:「アライドアーキテクツ株式会社調べ」

新興SNSの利用状況

新興SNSでは、画像加工やライブ配信系の人気が目立ちます。特に女性は画像加工やファッション、料理・グルメ、男性はビジネス、ニュース系、マッチング系もランクインしています。

画像加工のSNOWは、若者の女子の間ですでにfacebookを凌ぐ勢いで浸透しており、今後注目を集めています。

中国で圧倒的なシェアを誇るWeChatも全体でランクインしている点も興味深い点です。

引用:「アライドアーキテクツ株式会社調べ」

今後のWebマーケティングは?

上述のSNS利用状況を踏まえて今後のWebマーケティングはどのように展開していけばよいのでしょうか?

Twitter、LINE、Instagram、facebookの4大SNSは依然として高い利用率を維持しており継続してこれらのSNSに対応したマーケティングは必須といえるでしょう。

新興SNSの台頭については、ある分野に特化しているものの利用率が高まっていますので、ターゲットが新興SNSに集中している場合は、活用するのも手です

今後は4大SNSの活用を維持しつつ、新興SNSも徐々に取り入れていくという流れも必要でしょう。

人工知能の台頭で状況一変?

今後は、気軽に投稿や、発信できるSNSの利用傾向は続く一方で、従来のブログや動画編集系のSNSはコンテンツづくりのハードルが高く減少傾向ですが、それに変わるSNSがでてくると利用率が高まるかもしれません。

特に今、AI(人工知能)の普及により、従来ヒトが手間隙かけて関わってきたコンテンツ作りが簡単になってきている傾向がでてきています。

AIを搭載したSNSで、編集が格段に楽になるSNSが登場すれば、重厚なコンテンツの方がユーザーに与える影響が大きい分普及する可能性があります。

Webマーケティングにおいては、ターゲット層がどんなSNSを多く利用しているかを正確にリサーチしながら、4大SNSはもちろん、新興SNSも考慮しつつ使い分けしていく戦略が必要になるといえます。

SNSはゆるく、気軽に?

SNSを活用したマーケティング成功例を見てみると、いずれも見込み客との気軽でゆるい感じの投稿や、ビジュアルやセンスの良さが伝わるコンテンツが人気を集めているのがわかります。

SNSの特性上、相互のコミュニケーションが大切なので、そこでセールスを仕掛けてばかりでは成果を挙げることは困難といえるでしょう。

facebookの「いいね!」やTwitterのフォロワー数はマーケティングの成功とは必ずしも直結しないといえるでしょう。

なぜならば、ユーザーはSNS上ではコミュニケーションを重視しているのであり、コミュニケーションを通したつながりや、安心感、安らぎ、インスパイアなどが重要になってくるからです。

SNSを活用したWebマーケティングで成功している事例からいえることは、投稿者が気軽に、ユーザーとのコミュニケーションを楽しんだ結果、関心を引き寄せ、アクションにいたるというケースが多いということです。

中長期的視点で

SNSを活用したWebマーケティングで成功を収めている企業の共通点をみると、どの企業も短期的な施策ではなく、中長期的な視点で戦略を練っています。

ファンの育成にはある程度の時間は必要で、ターゲットを明確にして、自社の商品やサービスの魅力をじっくりと伝える必要があるといえるでしょう。

まとめ

最新のSNS利用状況は、LINE、Twitter、facebook、Instagramの4大SNSは変わらず高い利用率を維持していますが、facebookはやや利用率が伸び悩んでいます。

一方、新興SNSと呼ばれるある分野に特定したSNSが存在感を増してきています。特に画像処理やライブ配信系、ニュース、ビジネス系はニーズが強いといえるでしょう。

今後人口知能も普及してきているので、どうSNSに搭載され、コンテンツ投稿に影響が出てくるのかも注目されます。

4大SNSも維持しつつターゲットのニーズに合わせて新興SNSもWebマーケティングに取り入れていく必要も出てくるでしょう。

[記事公開日]2018.04.06
[最終更新日]2018.09.07
[ライター]ワカさん