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Web担当の初心者でもわかる!アクセス解析の設置でできること

アクセス解析をホームページに導入すると、様々なデータが数字で出てくるようになります。

データを分析すれば、ホームページが現段階で抱えている問題点が可視化されます。問題点が可視化されれば、問題を解決するための具体的な方法を探ることができます。

ホームページを通じた売り上げを伸ばしたいのならば、アクセス解析の導入は必須です。

アクセス解析は一見複雑に見えますが、実際には簡単なものであり、小学校で習う算数さえできれば、簡単にデータを分析できます。

今回はアクセス解析で分かる主なデータの計算方法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。解析中にわからないデータが出てきた時は参考にしていただければと思います。

アクセス解析で見られる主なデータ

アクセス解析は複数あり、種類によってわかるデータが多少異なります。大抵の主要なアクセス解析で間違いなくわかるデータは以下のとおりです。

  • PV(ページビュー)
  • UU(ユニークユーザー)
  • PV/UU
  • セッション数
  • 新規セッション数
  • 平均滞在時間
  • 直帰率
  • 離脱率
  • リファラ(参照元)
  • ランディングページ(入り口ページ)
  • コンバージョン数
  • コンバージョン率
  • クリック率
  • 使用端末
  • 利用ブラウザ
  • 地域・国
  • 時間帯

特にPV,UU,セッション数などは基本的な指標であるので、必ずチェックしましょう。

PV(ページビュー)

PVとは、ホームページ内のWebページが閲覧された回数を表すデータです。

例えば、Aさんがホームページにアクセスして3ページ閲覧し、その後Bさんがホームページにアクセスして2ページ閲覧した場合、合計PVは3+2=5となります。

PVは基本的に多ければ多いほど良いものです。PVが多ければ、それだけコンバージョン(購入や資料請求など)をしてくれる人の数も増えるからです。

ただし、PVが増えるとWebサーバに掛かる負担も大きくなります。1日あたりのPVが上昇した場合は、Webサーバの移転を考えたほうがいいかもしれません。

参考までに、Yahoo!JAPANの月間PV数は約600億PVです。

流石に並の企業がこんなにアクセスを稼ぐことは不可能ですが、月間10万~100万PV程度ならば中小企業や個人でも工夫次第で獲得可能です。

UU(ユニークユーザー)

UUとは、ホームページ内のWebページを閲覧した人の数を表すデータです。

例えば、Aさんがホームページにアクセスして3ページ閲覧し、その後Bさんがホームページにアクセスして2ページ閲覧した場合、AさんとBさんの2人がホームページを閲覧しているので、UUは2となります。

UUもPVと同様、基本的には大いに越したことはありません。

PV/UU

PV/UUとは、PVをUUで割ったもの、つまり1人あたりの閲覧Webページ数です。

例えば、例えば、Aさんがホームページにアクセスして3ページ閲覧し、その後Bさんがホームページにアクセスして2ページ閲覧した場合、PVは5、UUは2なので、PV/UUは2.5となります。

PV/UUが多いということは1人あたりの閲覧Webページ数が多いということです。

1人あたりの閲覧Webページ数が多ければ、それだけサイト滞在時間も長くなります。サイト滞在時間が長くなると検索エンジンに高く評価され、検索順位が上がりやすくなります。

セッション数

セッション数とは、ある一定の期間内に、ホームページに訪問した回数です。

一見UUと似ていますが、UUは一度別のWebサイトに離脱したユーザーが再び戻ってきても計測しないのに対して、セッション数は計測されるという違いが有ります。

例えば、AさんがあるWebサイトを閲覧し、一旦全く別のWebサイトに移動して、その後再びあるWebサイトに戻ってきたとします。

このとき、あるWebサイトのUUは1となりますが、セッション数は2です。

新規セッション数

新規セッション数とは、新規のセッションの数です。セッションには新規のセッションとリピートのセッションが有ります。

例えば、AさんがあるWebサイトを閲覧し、一旦全く別のWebサイトに移動して、その後再びあるWebサイトに戻ってきたとします。

この時、最初のアクセスは新規セッションですが、戻ってきた時のアクセスはリピートのセッションとなります。

10回出たり戻ったりした場合、最初の1回のみが新規セッションで、後の9回は全部リピートのセッションとなります。

新規セッション数の全セッション数に対する割合は高いほうがいいのか、低いほうがいいのか、という疑問に対しては、一概に回答することはできません。

どちらの場合でも売り上げが増加することがあるからです。

新規セッションの割合が多いのは、リピーターが定着しないからかもしれませんし、1回でわかるほど、わかりやすい内容のサイトだからかもしれません。

新規セッションの割合が少ないのは、リピーターが定着したからかもしれませんし、SEOが不十分で新規ユーザーを獲得する仕組みがうまく働いていないからかもしれません。

平均滞在時間

平均滞在時間は、ユーザーがホームページに滞在していた平均時間のことです。

例えば、Aさんが3分、Bさんが7分、Cさんが8分で離脱した場合、平均滞在時間は(3+7+8)÷3=6分となります。

平均滞在時間が長いということは、長く滞在するだけの価値があるコンテンツが提供できているということになります。従って、SEO的に有利になります。

なお、ホームページ全体でなく、個別のWeb ページの平均滞在時間を調べることも可能です。全体よりも極端に平均滞在時間が短いWebページは、改善の余地があるといえます。

直帰率

直帰率とは、最初のWebページだけ見てすぐに帰ってしまったセッション数の割合になります。

ホームページにアクセスした全セッション数に対する、最初のWeb ページだけを見てすぐに外部のWebページに出るか、ブラウザを閉じてしまった(離脱した)セッション数の割合です。

例えば、全セッション数が100で、そのうち最初のWebページだけを見なかったセッション数が60の場合、直帰率は60%となります。

直帰率が高いということは、ユーザーがきちんと読み込むに値するコンテンツを提供できていないということであり、改善の余地が多いといえます。

離脱率

離脱率とは、ホームページ内のあるWebページの全セッション数に対する、離脱したセッション数の割合です。

例えば、WebページAの全セッション数が100で、そのうち離脱したセッション数が70の場合、離脱率は70%となります。

あるWeb ページの離脱率がほかと比べて極端に高い場合、そのWebページには改善の余地が大いに残されているといえます。

リファラ(参照元)

リファラ(参照元)とは、ユーザーがどこからやってきたのかを示す流入経路です。

主な流入経路は検索エンジン、SNS、広告、他サイトからのリンクの4つです。検索エンジンからの流入は、自然流入ということもあります。

自然流入に関しては、どのようなキーワードで検索したユーザーが入ってきているのかを解析することも可能です。(別途Search Consoleに登録し、Analyticsと連携する必要あり)

特定のキーワードでの流入が多い場合、そのキーワードでのSEO対策が成功している可能性が高いです。

ランディングページ

ランディングページ(入り口ページ)とは、ユーザーが初めに見たホームページのことです。閲覧開始ページということもあります。

SEO対策に成功し、あるWeb ページが上位に表示されるようになった場合、そのWeb ページが入り口ページとなることが多いです。

入り口ページがあまりにも偏っていると、そのWeb ページの検索順位が少し下がるだけでPVやUUが大きく減ってしまうため、できる範囲で分散させるといいでしょう。

コンバージョン数

コンバージョン数とは、「コンバージョン=Webサイトの最終的な目標である商品購入や資料請求など」の発生数のことです。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、あらかじめ設定しておいた最終目標(コンバージョン)の達成率のことです。

コンバージョンには通常、商品購入や資料請求などを設定します。コンバージョン率を高めれば、PVやUUがあまり多くなくても安定した売り上げが確保できます。

クリック率

クリック率とは、ホームページ内に掲載した広告などがクリックされた割合です。

原則として、高いほうが望ましいです。

使用端末

使用端末とは、ホームページを閲覧したユーザーが使っていた端末のことです。デバイスと呼ばれることもあります。

「PC」「スマートフォン」「タブレット端末」というざっくりとした分類だけでなく、「Android7.0」「Window8」といった更に細かい分類も可能です。

近年はスマートフォンやタブレット端末でホームページを閲覧するユーザーが増えてきています。にもかかわらずそれらの端末での閲覧が少ない場合は、将来ユーザー数が減る懸念が有ります。

レスポンシブデザイン(端末の幅に合わせて自動的にデザインが変わる仕組み)を採用するなどして、これらの端末を利用するユーザーを取り込みましょう。

利用ブラウザ

ブラウザとは、Websiteを見るために必要なソフトウェアのことです。

このWeb Pageを閲覧中のあなたも、何らかのWebブラウザを使っているはずです。
代表的なWebブラウザは

  • Internet Exploler(IE)
  • Google Chrome
  • Safari
  • Firefox

の4つです。

端末のOSごとに、プリインストール(最初からインストール)されているブラウザも異なります。

例えば歴代のWindowsシリーズにはInternet Explorerがプリインストールされていましたし、Android端末にはGoogle Chromeがプリインストールされているケースが多いです。

インターネットというものが十分に認知されていなかった1990年台~2000年台前半頃までは、プリインストールされているブラウザをそのまま使う人が多かったです。

一時期は、圧倒的なシェアのあったWindowsにプリインストールされていたInternet Explorerのシェアが、9割を超えていました。

しかし、最近は、自分好みのWebブラウザを別途ダウンロードし、インストールする人が増えてきています。

ブラウザの割合は基本的にそこまで気にする必要はないですが、上記の4つのブラウザでの動作確認は必ず行っておきましょう。

特定のブラウザで見たときにデザインが崩れるようだと、そのブラウザのユーザーをみすみす逃すことになります。

地域・国

地域・国とは、ユーザーがいる地域や国のことです。アクセス解析では、どこの地域や国からアクセスがあるのかを知ることもできます。

国の方はグローバルにビジネスを展開しているケースを除けば日本の割合が100%近くになるはずですが、地域はWebサイトによって偏りが出るはずです。

全国に向けて広くサービスを提供している会社の場合は、人口比的に首都圏や近畿圏からのアクセスが多くなるでしょうし、限られた地域にしかサービスを提供していない会社の場合は、その地域からのアクセスが多くなるでしょう。

特定の地域に向けたサービスを提供しているのに、その地域からのアクセスが極端に少ないという場合は、その地域に関する記事を書くなどしてユーザーを取り込んでいく必要があります。

また、他地域からの検索が多い場合は、その地域への進出も視野に入れてもいいかもしれません。

時間帯

時間帯とは、時間を一定の長さごとに区切った単位のことです。

Webサイトには常に一定のペースで人が入ってくるわけではありません。人がたくさん集まる時間帯もあれば、ほとんど誰も来ない時間帯もあります。

基本的には

  • 通勤通学でスマホをいじる7時~9時頃
  • 学生や会社員が昼休みを迎える12時~1時頃
  • 仕事が終わり食事や入浴なども一段落してから就寝するまでの20~24時頃

にアクセスが増えることが多いのですが、そうでないケースも少なくありません。

例えば専業主婦向けサイトの場合は、他のサイトと比べると家事が一段落する10時~11時、あるいは3時~5時あたりのアクセスが相対的に多くなります。

どの時間帯に人が多く集まるかを事前に把握しておけば、その時間帯に合わせてタイムセールを行ったり、会員向けにメールマガジンを送ったりできます。

まとめ

  • アクセス解析を導入すると、Webサイトの問題点が見えてくる
  • 問題点が見えれば、解決策を考えられる
  • PVやUU、セッション数などは基本的な数値であり、特に重要

初心者の方など、現時点でまだアクセス解析をWebサイトに導入していないという方は、早めに導入してWebサイトの改善に努めましょう。

実際の生のデータが多ければ多いほど、売り上げを伸ばす、アクセス数を増やすなど、具体的な対策に活用できます。

[記事公開日]2018.06.26
[最終更新日]2018.09.27
[ライター]佐久間