インターネットビジネス最新情報ポータル IBNIP

Webプロデューサーに必要な適切な予算管理、コスト管理とは?

Webプロデューサーの最重要業務の一つに、予算管理とコスト管理が挙げられます。これは顧客や自社に適切な利益をもたらす為には必須の業務です。

今回はその予算管理とコスト管理の概要とWebプロデューサーがやるべきことをまとめました。

予算管理やコスト管理とは?

Webプロデューサーの仕事の中で予算管理やコスト管理は、最重要業務の中の一つとして挙げられます。

顧客と自社の限られた予算の中で、最大限の成果を出していくことが求められます。

予算管理やコスト管理は顧客の目標を達成するだけではなく、自社の売り上げや利益の管理、プロジェクト全体の収支の管理等を行っていきます。

予算管理やコスト管理を適切にするためには、顧客や自社の利益を最大限にするための戦略立案や、市場リサーチ、プロジェクト計画の立案等の運営のマネジメントが求められ、高い次元でのビジネスセンスや総合マネジメント力が問われる仕事です。

予算管理の最大のミッションは、顧客と自社の予算に適した利益を出すことです。予算管理は大きく分けて実行予算と実績管理の2つに分かれます。

実行予算

実行予算とは、プロジェクトが進行する前に作成する予算のことです。受注時にクライアントへ提出した見積もりよりさらに詳しい内容となります。

具体的にはページ単価や機能単価で算出し、より正確な利益をクライアントへ伝えます。自社の利益においてもスタッフの稼働時間や工数を算出して、正確な工数ベースでの自社利益を算出していきます。

これを内部見積りの作成といいます。

内部見積もりを作成する際には、受注額の粗利がどれくらいなのかを算出して、粗利と経費を引いた額が制作費用となり人員の工数をそこに割り当てることになります。

利益確保の為には、先ずは原価を算出しますが、原価と間接原価(メンバーの維持費等)、粗利とのバランスをとる必要があります。これは経理担当者とよく打ち合わせをして決定する必要があるでしょう。

実績管理

実績管理とは、プロジェクトが実際に開始されて数値として現れる実績の管理を指します。各制作段階が終了後、または実際の稼働を得て出る実績を見て、実行予算と相違がないかどうかを確認する作業になります。

もしスタッフの稼働超過等が起こった場合や、工数見直しが必要な場合は、直ちに実行予算を修正していかなければいけません。

Webプロデューサーに求められること

Webプロデューサーが予算管理やコスト管理で求められることは、既述のように、第一は顧客や自社に適切な利益をもたらすことです。これが欠けていると、顧客の満足度が低くなり、次の受注にも繋がらず、会社からの評価も低くなってしまいます。

柔軟性と正確性

Webプロデューサーは日々やるべきタスクが多く、予算管理、コスト管理を正確に実行することはかなりのスキルが必要になりますが、適切な予算管理なくして、満足できる利益の確保も望めません。

まずは正しく、正確な予算管理を実行することでコスト意識が強くなり、利益を出し続ける体質が作られていくのです。Webプロデューサーは、サイトが赤字に転落してしまった場合や、顧客とのトラブルにも全部の責任を負います。

変化の速いWeb業界においては、仕様の追加やサイトの方向性の変更はいつもつきまといますので、それらに柔軟に対応してベストな予算作成やプロジェクトの方向性を決断するのも、Webプロデューサーに求められるスキルです。

したがって予算管理やコスト管理も常にリスク回避を念頭におきながら、ベストな予算を組んでいく必要があるといえるでしょう。

赤字を防ぐ為にも、市場リサーチはもちろん、人材の適材適所の配置、予算やコスト管理は徹底的に準備し、万全を期してプロジェクトに臨むべきでしょう。

総合マネジメント能力

Webプロデューサーが適切な予算管理とコスト管理の為にやるべきこととして、重要なのが限られた時間の中でいかに最大限の成果を出すかという総合的なマネジメントスキルです。

プロジェクトは予算だけではなく、時間も限られています。顧客の要求する納期厳守はもちろんですが、その納期の中でチームとしていかに最大限のパフォーマンスを発揮するかが問われてくるのです。

その為にはWebプロデューサーのマネジメント能力が問われてくるのは言うまでもありません。顧客との交渉はもちろんですが、チームメンバーのスキルを最大限に発揮しなければ、実行予算を達成することができません。

コミュニケーション能力は当然ながら、顧客とチームメンバーの信頼を勝ち取る人間性と器、実行力が問われてくるといえるでしょう。

まとめ

Webプロデューサーにおける予算管理とコスト管理は、非常に重要な業務で、限られた予算と時間の中で最大限の利益を追求する必要性があります。予算管理は大きく分けて、実行予算と実績管理とに分かれます。

実行予算とは、プロジェクト進行前に作成する予算で、クライアントへ提出する見積もりよりさらに詳細なページ単価や機能単価、自社向けにおいては工程ベースや稼働時間など、盛り込んだ内容となります。

そして、粗利と原価、必要経費等をバランス良く考慮する事が考えられます。

一方、実績管理とは、プロジェクトが実際に動き出して現れる実績の数値の管理を指します。実行予算と相違がないかどうかを良く確認する必要があり、必要に応じて臨機応変に見直す必要があります。

Webプロデューサーが予算管理やコスト管理で求められることは、柔軟性と正確性をもって予算作成に臨む事です。Webの業界は変化のスピードが早く、顧客からの仕様の追加要望やサイト方向性の変更もありえます。

その中で総合責任者としての柔軟な対応とスピーディな決断力が問われます。限られた時間の中でいかにチームメンバーのパフォーマンスを最大限に発揮させるかという総合マネジメント力が問われてくるでしょう。

[記事公開日]2017.12.08
[最終更新日]2018.10.03
[ライター]ワカさん