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売れるホームページ制作するには?サイトの目標設定が重要

ホームページを制作する上で非常に重要であるにも関わらず、ないがしろにされがちなことがあります。それは「ホームページを作る目的」です。

ホームページを作ること自体は、目的ではなく手段、単なる道具です。

何か達成したい目的があり、それを達成するための手段としてホームページを制作する、というのが本来のあり方です。

しかし、最初はそのことにを理解していても、いつの間にかホームページを制作すること自体が目的にすり替わっていることがままあります。

そんなホームページは99.99%失敗します。今回はホームページを制作する目的の定め方と、それを実現するための具体的な目標の作り方を紹介していきたいと思います。

ホームページを制作する目的と目標はどう違うの?

目的とは

目的とは、「最終的に達成したいこと」です。企業がホームページを制作する目的はつまるところ「利益の増大」ですが、利益を上げる方法は一つではありません。

例えば自社ブランドの知名度を上げて商品に興味を持ってもらうことは利益の増大につながりますし、既存客に対するアフターサービスを充実させて顧客満足度を高め、リピート率を高めることも利益の増大につながります。

優秀な人達を雇うことだって、利益の増大につながります。

そして、企業によって、利益を増大させるための最適解は違います。

例えば自社ブランドがすでに有名で既存客が十分いる企業は、自社ブランドの知名度を上げるよりも、既存客へのアフターサービスを充実させたほうが効率的に利益を増大できるはずです。

目的がうまく言葉に出来ない時は、

利益の増大のために、何かをすることによって、誰かに何かをしてもらう

というテンプレートを利用してみてください。例えば

  • 「●●」というキーワードでカタログコンテンツを上位表示させて、自社ブランドを知らない人に自社製品に興味を持ってもらう
  • 良い条件で求人を出し、優秀な人に採用面接を受けに来てもらう
  • 自社製品と関連が深いコンテンツを取り扱っているサイトに広告を出し、その広告を見た人に自社製品を購入してもらう

といった感じです。

目標とは

目標とは、目的を達成するために具体的にやるべき行動・到達すべき地点のことです。

「利益の増大のために、「●●」というキーワードでカタログコンテンツを上位表示させて、自社ブランドを知らない人に自社製品に興味を持ってもらう」というのは目的ではありますが、具体的な数字が入っていないため、目的達成のためになにをすれば良いのか、どうなれば目的が達成されたことになるのかがよくわかりません。

そこで「ホームページを「●●」というキーワードでカタログコンテンツが上位3位以内に表示されるホームページを制作し、ホームページ制作から6ヶ月以内に問い合わせ数100を達成する」といったような、具体的なやるべき行動・到達すべき地点を定めるのです。

これが目標です。

目標を定める上で大切なことは、必ず期間と、その期間中に達成すべきことを具体的な数値で掲げることです。

「問い合わせ数を増やす」だけでは、目標が達成されたのか、達成されていないのかがわかりません。目標がうまく出来ない時は

特定の行動をすることによって、特定の期間以内に、具体的な数値目標を達成する

というテンプレートを使ってみてください。例えば

  • ホームページを「●●」というキーワードでカタログコンテンツが上位3位以内に表示されるホームページを制作し、ホームページ制作から6ヶ月以内に、問い合わせ数100を達成する
  • クーポンサイトでオトクなクーポンを配布し自社サイトに誘導することによって、ホームページ更新から1ヶ月以内に、商品売上10万円を達成する
  • 求人広告を複数のサイトに出し、自社サイトに誘導することによって、今年の10月末までに、採用希望者数20人獲得を達成する

目標は必ずしも一つにまとめなければならないというわけではなく、複数作っても全く問題ありません。

むしろ複数作ったほうがいいでしょう。そのほうが改善点が明確にしやすくなります。

例えば問い合わせ100と商品売上10万円を目標に設定して、前者が達成できて後者が達成できなかった場合、問い合わせを増やすための工夫が十分できていなかったと推測できます。

その場合は問い合わせフォームが探しやすい位置にあるか、問い合わせフォームに入力しなければならない事項が多すぎないかを確認するといいでしょう。

「目標」として設定されやすい数値目標一覧

1. 問い合わせ関連

問い合わせ数

そのまま、問い合わせの数のことです。

問い合わせの増加がそのまま利益の増加につながるとは限りませんが、問い合わせがあるということは、少なくともその人が問い合わせをしたくなるほど興味を持ったのは間違いありません。

問い合わせ率

問い合わせ率とは、全アクセス数に対する問い合わせ数の割合のことです。

例えば、全アクセス数が1万、問い合わせ数が30だった場合、問い合わせ率は30÷1万=0.30%となります。

問い合わせが多いのは興味を持ってくれた証拠ではありますが、あまりにも同じような内容の問い合わせが来る場合は、ホームページにそれに対する答えを書いておくなどの工夫も必要になります。

2. アクセス数関連

PV

PVとはPage View,つまり一定期間内に閲覧されたページ数のことです。

ホームページのPVが多いということは、それだけ見てくれている人が多いということで、情報媒体としての価値が上がっているといえます。

ただし、PVが多くても具体的なアクション(問い合わせや購入など)が伴わないこともあるため、PVだけを増やすことを目標とするのは避けたほうが良いでしょう。

UU

UUとはUnique User、つまり一定期間内にそのホームページにアクセスした人の数のことです。例えば、5人がそれぞれ2つずつウェブページを見た場合、PVは10になりますが、UUは5になります。

PV/UU

呼んで字のごとく、PVをUUで割ったものです。UUに対するPVが多いということは、一人の訪問者が閲覧するWeb ページの数が多いということです。

一人の訪問者が閲覧したWeb ページが多いということは、そのホームページには閲覧者にとって魅力的なページがたくさんあるということです。

直帰率

直帰率とは、ホームページのいずれかのWeb ページにアクセスしたものの、そのウェブページを見ただけで(他のウェブページへのリンクはクリックせずに)すぐに帰ってしまった人の割合のことです。

直帰率とPV/UUは反比例する関係にあります。直帰率が高い場合は、ホームページから訪問者が離脱しづらくなるような仕組みを作りましょう。

3. 売上を増やしたい場合

コンバージョン率

コンバージョン率とは、ホームページの最終目標(成約や資料請求など)に至った人の数を、ホームページにアクセスした人の数で割ったものです。

例えば、通販サイトに1000人の人がアクセスし、20人が何らかの商品を注文した場合、コンバージョン率は20÷1000=2.0%となります。

顧客平均単価

顧客平均単価とは、成約に至った顧客の使った平均費用のことです。

コンバージョン率が一定でも、顧客平均単価が上がっていれば、全体としては売上が増加したことになります。平均単価の高い顧客は大事にすべき優良顧客であるといえます。

4. 広告収入を得たい場合

広告収入とは、閲覧者がホームページ内に貼られている広告をクリックしたり、リンク先のECサイトで買い物をしたりするたびにホームページ運営者に支払われる報酬のことです。

広告収入はPVやUUに概ね比例しますが、それ以外にも重要な指針が幾つかあります。

広告単価

広告単価とは、広告がクリックされたり、リンク先のECサイトで買い物をしたりするたびに発生する報酬単価のことです。

1回クリックされるたびに10円の報酬が発生する広告と、100円の報酬が発生する広告では、後者のほうが広告単価は10倍も高いといえます。

目標を設定する際の注意点

目標を立てるのは良いことですが、なにも考えずに目標を立ててしまってはいけません。特に以下の点は必ず抑えておきましょう。

高すぎる目標は設定しない

自社の現状に即していないあまりにも高すぎる目標を設定してはいけません。高すぎる目標は理想ではなく単なる夢想です。

最初から誰もが実現できないとわかっている目標を掲げても、現場の士気は下がるだけです。無理なく達成できて、なおかつそれなりに高い目標を設定することが大切です。

しかし、適切な目標を設定するというのは、簡単なようで結構難しいものです。

特にホームページ初心者が頭の中だけで適切な目標を設定するのはほぼ不可能です。他の事例などをしっかりと研究して目標を立てましょう。

まとめ

  • 目的は「利益の増大のために、何かをすることによって、誰かに何かをしてもらう」もの
  • 目標は「特定の行動をすることによって、特定の期間以内に、具体的な数値目標を達成する」もの
  • 目標の種類には問い合わせ数やPV、顧客平均単価などがある
  • 高すぎる目標はモチベーションの低下を招くため、実現可能な範囲に留めることが大切

適切な目的は適切な目標につながり、それはやがて自社の利益を増大させることにつながります。ホームページを制作する際には、必ずしっかりとした目的を立てましょう。

[記事公開日]2018.06.04
[最終更新日]2018.10.03
[ライター]佐久間