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Webディレクターになるにはどんな勉強が必要なの?

Webディレクターになるにはどんな勉強が必要なの?

Webディレクターの仕事は、Webサイトの制作工程を管理監督する仕事です。

そして、その中でクライアントと制作担当者との橋渡し、交渉、提案、問題解決など、さまざまな業務をこなさなくてはなりません。

そのためには、どうしても制作側に立って、制作に関わる経験を積むことが必要となってきます。WebデザイナーからキャリアアップしてWebディレクターになる人が多い理由です。

その他、プログラマーや新聞雑誌の編集経験者がWebディレクターになるケースもなくはありませんが、Webサイトの品質管理をする際、プログラミングの深い知識があることより、デザインや一般的なHTMLマークアップについてなど幅広い知識があるWebデザイナーのほうが、より入りやすい職種と言えます。

Webディレクターになるために勉強したい7つのこと

Webディレクターに必要なスキルはたくさんありますが、ここでは最低限ぜひ勉強しておきたい7つのことをご紹介いたします。

(1) Webサイトの構成要素について

Webデザイナーとしてすでに活動しているのであれば、Webサイト制作に関係する知識は習得されているはずですが、1からWebディレクションを学ぶ場合は、まずWebサイトの構成要素について学ぶ必要があります。

  • デザインや色の知識
  • HTMLマークアップ、CSS、Javascript、JQuery
  • プログラミング

プログラミングについては、すべてを習得するのは難しいかと思いますが、一通りの専門用語は押さえておきたいものです。

デザインからJQueryあたりまで(一般的にWebデザイナーが行う仕事まで)は、書籍やオンライン講座やスクールなどに通っても学ぶことができますが、実際にWebサイトを制作してみることをお勧めします。

(2) Webサイト制作の工程について

どのような工程がどのくらいの作業時間を要するかを学ぶことは、予算を立てる上で必要となってきます。

もちろん担当者によって若干のぶれはあるものの、一般的な工程と作業時間を押さえておくことにより、作業担当者のスキルも把握できるようになります。

スタッフとの会話の中に出てくる専門用語については、詳しい技術の習得までは要求されませんが、内容を把握するためには、その意味は押さえておくことが望ましいです。

書籍などでWebサイト制作の一連の工程を勉強する際、不明な用語はチェックして理解しておくようにしましょう。

サーバー、FTP

完成したWebサイトは、FTPツールを使って、サーバーにアップロードされます。

サーバーやFTPについては、利用するサーバー(多くの場合レンタルサーバーを利用します)の特徴やくせなどを把握するために基礎的な知識は必要です。

(3) コピーライティングについて

Webサイトの効果を最大限発揮するために、デザイン、レイアウトとともに大切なのがコピーライティングです。

コピーライティングはSEO対策にも関係しますので、コピーライターを使う場合でも良し悪しを判断するための基本的な知識は兼ね備えておきたいものです。

コピーライターのための講座などで本格的に勉強できれば一番よいのですが、他にも習得するべきことがたくさんありますので、コピーライターのブログのエッセイやメルマガを継続して読むだけでもよいでしょう。

(4) 企画・提案・プレゼンテーションについて

これらは、Webディレクターに限りませんが、クライアントを説得するだけの企画立案や提案力、そしてパワーポイントなどによるわかりやすいプレゼンテーション力はとても重要です。

プレゼンテーションにより受注できるかどうかが決まる場合もあり、受注できた場合でも、どのようなWebサイトになるのかはプレゼンテーション次第で決まります。

パワーポイントなどで図や写真を駆使してわかりやすい説得力のある提案ができるよう、いろいろな参考事例を元に勉強してみましょう。

(5) スケジュール、プロジェクト管理について

Webディレクターはいくつもの案件を同時に抱えることがあります。そのため、案件ごとのスケジュールをしっかり把握、管理できる必要があります。

複数の案件の全体像をしっかり把握するためには、有料・無料でダウンロードできるスケジュール管理ソフトやプロジェクト管理ソフトを利用します。

中には、ChatworkやSlackなどと連携しているものもありますから、状況に応じて選びます。こうしたソフトを使いこなせるようになることが必要になります。

(6) コミュニケーションについて

クライアントの要望をしっかり把握するためには、クライアントとのコミュニケーションを密に取ることが大切です。

制作の各ステージにおける問題点の洗い出し、制作者の要望や提案をクライアントに的確に伝えることも、Webディレクターの仕事です。

制作スタッフと顔を合わせることができるのであれば直接ミーティングを開きますし、外部スタッフであればSkype、Google hangout などのビデオ通話、ChatworkやSlackなどのチャットツールを利用します。

これらのツールは単に会話ができるだけではなく、メンバーを招集したり、画面上で資料を共有してプレゼンしたりと、ツールを使いこなせるようになることが大切です。

(7) マーケティングについて

10数年前までは、Webサイトを制作すること自体が目的のようになっていましたが、近年、Webサイトはマーケティング戦略のツールとして使われています。

従って、Webサイト制作においては、その後の運用の仕方も重要な課題となってきます。SEO対策、広告宣伝、サイトの解析、ページの更新や追加、他社との比較などです。

Google Analytics、プレスリリース、リスティング広告やネット上で有料、無料で使えるSEO対策ツールについても勉強しておく必要があります。

また、最近のトレンドや最新のシステム情報を把握しているということが、クライアントを説得する材料になることもありますから、常に意識しておくとよいでしょう。

市場調査

Webマーケティングの中の一環として、市場調査があります。

市場調査は、顧客情報についてリサーチすることで、顧客のサービスは何か、顧客の商品の価格はいくらか、顧客のライバルはどこか、業界の中で顧客の立ち位置はどのようなものかなど、顧客に関するあらゆる情報をリサーチします。

顧客情報を含めたあらゆる市場を調査することによって、顧客の強みや弱みが理解することでき、より効果的なWebマーケティングを提案することができます。

市場調査をする方法としては、有名なもので「3C分析」というものがあります。「3C分析」とは、Customer(市場・顧客)分析、Competitor(競合)、Company(自社)の3つを分析する方法です。

Webマーケティングの基本なので、3C分析は学んでおくと良いと思います。

Webディレクターの仕事は、そのサイトの規模や難易度、制作スタッフのスキルによっても大きく異なります。

そうした中で有能なWebディレクターになるためには、いかに柔軟にその時々の状況に対応できるかが問われます。

ここでご紹介した基本的な勉強に加えて、あらゆる状況を想定して問題発生時に瞬時に判断や対応できる力や、そういう時のために少しでも多くの知識を習得しようという向上心が問われます。

しかし、これらは座学で教えてもらえるものではありません。経験の中で培っていくものです。

現在の職業がWebデザイナーでない場合でも、こうした能力はどの仕事でも共通するものですから、積極的に問題解決に取り組むように心がけましょう。