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Webディレクターになるとどんな未来が待っている?

Webディレクターになるとどんな未来が待っている?

Webディレクターになるとどのような未来が待っているか?という話をする前に、まずは、Webディレクターになるまでにはどのような道のりがあるかをご紹介します。

Webディレクターの仕事は、Webサイト制作プロジェクトの管理・監督です。

企画段階においては、クライアントからのヒアリングを元に、Webサイトのターゲットに合ったデザインイメージ、コンテンツ、戦略などを立案します。

そして、予算管理、制作スタッフの人選、実際の制作の進行やクォリティの管理、場合によっては完成後の運用やマーケティングも行います。

そのために多岐に渡るスキルが要求されますが、まずは、そのスキルを身に着けるまでの3つの道のりをご紹介します。

Webディレクターへの3つの道のり

(1) 現場経験者からのキャリアアップ

Webディレクターになるためには、座学で習得したスキルだけではなく、経験によるスキルアップが必要です。

Webプランナー、Webデザイナー、コーダーなど現場経験者であれば、制作のどのステージにおいてどのような問題が起きたのか、それにどう対処すればいいのか、クライアントとどのような交渉が行われたのかなどを目の当たりにして見ることができます。

これまでの経験を生かしつつ、足りないスキルを補いながらWebディレクターへキャリアアップすることができる一番の近道であると言えるでしょう。

(2) 専門学校やスクールで学ぶ

専門学校やスクールのWebディレクター専攻などに入学して、Webディレクターとして必要なスキルを習得します。

ただしその場合でも、座学での勉強には限界がありますから、就職してもすぐに即戦力になるというわけには行きません。

一定の期間はWebディレクターのアシスタントとして、経験を積みながらスキルを積み上げて行くことになるでしょう。

その場合でも、常に新しい知識を習得し、資格を取るなどの上昇意欲が大切です。

(3) Web関連未経験からの挑戦

Web関連の仕事は未経験でWebディレクターを希望する場合、その募集はかなり少ないのが実情です。

たまに、未経験歓迎という企業もありますが、その場合でも、初めはWebディレクターのアシスタントをしながら経験を積むか、あるいはWebディレクターの仕事の中でも限定的な仕事を行うことになるでしょう。

仕事の流れは経験を積みながらつかむことはできますが、必要なスキルは積極的に勉強して習得する必要があります。

一人前のWebディレクターになるには3年~5年はかかると思ってよいでしょう。難易度は高いので、忍耐強く知識を習得する意思が必要です。

現在のWeb制作事情

2016年9月末時点の総務省通信利用動向調査によれば、インターネット個人の普及率は83.5%です。この数字は6歳以上という定義なので、幼児やシニアを除くと9割以上であることが考えられます。

また、パソコンだけではなく、スマートフォン、タブレット、ゲーム、テレビなどインターネットへの接続が、デバイスは今後も増え続けるでしょう。

こうした中で、企業側、ユーザー側のWebサイトへの期待もさらに高まり、その役割はますます高機能に、複雑なものになっていきます。

そうした状況の中、Webディレクターを筆頭にチームとなって制作するようなWebサイト制作現場では、各部門の専門化が進み、広く浅く何でもこなすWebデザイナーよりは、一つの部門のスペシャリストが望まれるようになりつつあります。

一方で、個人や小規模会社、店舗などのWebサイト制作は、Webディレクターを必要としない場合もあり、Webデザイナーさえも必要とせず、無料Webサイト制作ツールで制作したもので事足りてしまうこともあります。

今後のWebディレクターに求められるもの

Webサイトの役割が、単なる情報公開の場ではなく、営業戦略の一環として利益を追求することになってきた昨今では、Webディレクターには成果を出せるWebサイトを制作することが求められますから、責任も重くなってきます。

Webサイトはその役割だけではなく、表示するデバイスやWebサイトが必要とされる状況も時代と共に変化していきます。

それに合わせて、制作者はより複雑化するWebサイトに対応するべく、専門知識を深めていかなくてはなりません。

Webディレクターはその一歩先を見るつもりで、インターネットや雑誌から、あるいは業界の集まりなどにも積極的に参加して最新情報を入手しておきたいものです。

どれほど優秀なWebディレクターであっても、常に変化に対応できるよう勉強をする姿勢が大切です。

Webディレクターの未来

前述したように、Webサイトは今後ますます複雑多様化してくることが予想されますから、Webディレクターの需要は増え続けることは間違いありません。

有能なWebディレクターであれば、希望の条件に近い会社への転職もしやすいですし、独立起業するのもよいでしょう。

ここで一つ注意したいことがあります。

現在、日本ではWebディレクターとして独立して成功を収めている人もいます。独立起業することで可能性をさらに広げることも可能です。

しかし、どれほどWebディレクターとして有能であっても、それに匹敵する能力を持ったWebデザイナーやエンジニアがいなくては仕事になりませんから、そうした人材を確保できれば、という大前提があります。

アメリカにおいては、その大前提を維持するのがとても難しくなっているようです。

アメリカでは、日本以上にWebデザイナー、エンジニア、Webディレクターの仕事は多岐に渡る能力が要求され、各業務の専門化が進んでいます。

その結果、小規模のWeb制作会社では優秀な人材が次々に高額報酬で引き抜かれ、定着しにくいため、経営が立ち行かなくなるというケースが多いようです。

そして、実際にWeb制作を専門とする会社の数は激減して、いずれ消滅するのではとも言われています。

Webサイトを制作したい企業は、人材定着が不安定なWeb制作会社に依頼するより、自社内にWeb制作部門を配置するか、あるいは必要な時に必要な能力を持ったフリーランサーを起用するという形態が、一般的になってきているとのことです。

その陰には、フリーランサーの立場でも保険や年金などの制度が日本より充実しているということがあるようです。

<参考>アメリカでWeb制作会社が存在出来ない5つの理由
http://blog.btrax.com/jp/2013/10/23/talk/

現在の日本においても、Webディレクターを筆頭に、各ステージの専門化が進んでいますから、いずれアメリカと同じような状況になるかもしれません。

今後、もし小規模のWeb制作会社が消滅してしまうようなことがあれば、シンプルで小規模なWebサイトであれば、無料のソフトやテンプレートを利用して自社内で制作、あるいは一人のWebデザイナーのみで制作する傾向が進み、中途半端なスキルのWebディレクターは淘汰される可能性があります。

一方で、有能なWebディレクターは、大手企業や広告代理店に雇用あるいは契約という形で高額報酬にて起用され、ヘッドハンティングなどでさらに高額な仕事を得ていく可能性があります。

何よりも大切なのは、日々スキルを磨き、経験を積んでおくことです。能力の差によりその未来に天と地ほどの差が出ると言っても過言ではないでしょう。