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Webコンサルタントに必要なWeb解析の技術!代表的な解析ツールを3つ紹介

Webコンサルタントとして働く上で必要不可欠なのがWeb解析の技術です。

Web解析とは、Webサイトのアクセスログやヒートマップなどからユーザーの行動を解析し、現状の問題点・改善点を洗い出し、Webサイトを通じた売り上げ・利益増加策を考える仕事のことです。

Webサイトを運営する上では欠かせない技術であり、これが立派にできるようになれば、Webコンサルタントして一人前です。

今回の記事では、Webコンサルタントとして働くために欠かせないツールや、取得しておくと便利な資格を紹介いたします。

Web解析には「定量評価」と「定性評価」が必要

Web解析を行う上で大切なのが、定量評価と定性評価の両方を行うことです。

定量評価とは簡単に言えば、数字にできるデータを評価することです。

例えばWebページ別の離脱率をチェックし、改善策を考えるのは定量評価です。

それに対して定性評価とは、数字では表せない部分を評価することです。

例えば、ウェブページを見たときのユーザーの視線の動きは、数字では現せませんが非常に重要です。このような部分を評価するのが定性評価です。

従来は定量評価がWeb解析のメインでしたが、最近は定性評価の重要性に対する見直しが進んでいます。もちろん定量評価も依然として重要であり、どちらも疎かにすべきではありません。

定量評価の代表・「アクセス解析」とは

定量評価の中でも代表的なものが、アクセス解析です。

アクセス解析とは、

  • 自身のWebサイトに訪問した人がどのWebサイトから来たのか
  • 1日に何人の人がアクセスしているのか
  • どのような検索ワードでWebサイトにたどり着いている人が多いのか
  • Webサイト訪問者のうち、商品を購入した人の割合(CVR率)はどれくらいか
  • Webサイトにアクセスしたあと、他のページを見ずに帰ってしまった人の割合(直帰率)はどれくらいか

などを解析するものです。

数字として現れたデータからWebサイトの問題点を見つけ、改善策を考えるのが、Webコンサルタントの仕事です。アクセス解析用のツールは多数ありますが、代表的なものは以下のとおりです。

Google Analytics

URL:https://www.google.com/analytics/

Googleが提供している、おそらく世界で一番使われているアクセス解析ツールです。

無料でありながら非常に高性能であり(有料版もありますがかなり高額です)、ユーザー数が多いため使い方の解説サイトや書籍も豊富にあります。

Googleが提供する他のサービスとの連携機能も強力で、うまく使いこなせれば非常に便利です。反面、高性能であるがゆえに、どの数字を見れば良いのかが理解しづらい、というデメリットもあります。

初心者のうちは解説サイトや書籍を参考に、重要なデータはどれなのか知るところから始めると良いでしょう。

Adobe Analytics

URL:http://www.adobe.com/jp/data-analytics-cloud/analytics.html

フォトショップやAdobe Readerで有名なAdobe社の提供しているアクセス解析ツールです。

基本的な性能はGoogle Analyticsに類似していますが、機能の拡張性が高く、より高度な解析に向いています。レポート機能も充実しています。

デメリットはとにかく費用が高いことです。費用は基本的にはPVに比例し、決まった価格があるわけではありませんが、月額で100万円を超えることもザラです。

大規模サイトでないとそもそも導入が難しいのが大きな難点です。

忍者アナライズ

URL:http://www.ninja.co.jp/analysis/price

初心者向けのアクセス解析です。管理画面がシンプルで見やすく、アクセス解析が苦手でもその数字の持つ意味がすぐに理解できます。

デメリットは無料プランだと広告が表示されることです。月額420円、もしくは年額3720万円の課金で広告を消せます。また、月間30万PV,もしくは年間360万PVを超えるWebサイトには導入できません。

定性評価の代表格・「アイトラッキング解析」と「ユーザーテスト」とは

定性評価のなかでも代表的なのが、アイトラッキング解析とユーザーテストです。

アイトラッキング解析とは、アイ(eye)、つまり目の動きを解析するものです。

ユーザーにアイトラッカーと呼ばれる装置を装着させ、Webサイトを閲覧してもらい、その装置の動きからユーザーがWebサイトのどの部分をどれくらい見ているかを解析します。

アクセス解析では主にユーザーが「何を見たか」がわかるのに対して、こちらは「何を見なかったか」もわかります。また、ユーザーと直接対話ができるため、「なぜどこを見たのか(見なかったのか)」を実際に尋ねることも可能です。

自社サイトのみならず競合サイトの強み・弱みも解析できる、優れた手法です。反面、機材や人件費がかかる、協力してくれるユーザーを集める必要があるなどのデメリットもあります。

ユーザーテスト解析とは、ユーザーに直接Webサイトを使ってもらい、ヒアリングを行って問題点を解析するものです。

その仕組み上、アイトラッキング解析と同時に行われることが多いです。

定量解析と定性評価のいいとこ取り「ヒートマップ解析」とは

ヒートマップ解析とは、ユーザーのマウスの動きや視線の動きを追跡し、可視化した「ヒートマップ」を用いて、ユーザーの心理を解析するものです。

例えば、マウスの動きを可視化するヒートマップの場合、たくさんクリックされたところは赤色に、ほとんどクリックされていないところは青色に表示されます。

または、よく見られていると思われる箇所を赤色に表示、あまり見られていない箇所を青色にするなど、目の動きを模したグラデーションで表してくれます。

ヒートマップ自体はクリック数、閲覧時間などの定量的なデータをもとに作られていますが、マップからユーザー心理を読み取れるという定性的な一面も持っています。

Web解析に強くなれる資格

Webコンサルタントとして働く上で、必ずしもWeb解析に関する資格を取る必要はありません。名乗ろうと思えば誰でも名乗れます。しかし、時間がある場合は、何らかの資格を取得しておくことをおすすめします。

資格を取得するメリットは大きく2つあります。

1つは自分の能力をクライアントに対して見せられること。

Webコンサルタントは誰でも名乗れますが、資格は知識と能力がなければ取れません。資格を見せる事によって、信頼を勝ち取りやすくなります。

もう一つは、Web解析に関する知識を体系的に勉強し直せることです。

Webコンサルタントはどうしても実務偏重になりがちですが、体系的な知識を身につけることも重要です。テキストを使ってしっかりと学び直せば、より効率的、効果的に仕事ができるようになります。

個々では特におすすめの資格を3つ紹介します。

WACAウェブ解析士認定講座

URL:https://www.waca.associates/jp/

一般社団法人 ウェブ解析士協会が認定する、Web解析関連の資格の中では最も有名と思われる資格です。

各種解析手法のみならず、目標を達成するための計画立案、クライアントとの意見交換を活発にする方法などを横断的に学べます。

難易度は比較的簡単な「ウェブ解析士」、より高度な「上級ウェブ解析士」、研修や講義の講師を目指す人向けの「ウェブ解析士マスター」の3つです。

Webアナリスト検定

URL:https://www.jwa-org.jp/webanalyst/

日本ウェブ協会が認定する、Google Analyticsの使い方を体系的に学べる検定試験です。

1日/5時間の講座と80分の試験で合格でき(講座を受けずに試験だけ受けることも可能です)、合格率は80%程度とかなり簡単な試験です。

簡単な試験なら役に立たないかというと決してそんなことはなく、Google Analyticsを効率的に学べつつ、能力の証明もできます。

ネットマーケティング検定

URL:https://www.sikaku.gr.jp/nm/about/index.html

サーティファイが認定する、ネットマーケティングの知識に関する検定です。名前のとおりネットを使ったマーケティングに特化しており、ビジネスの企画や立案に活用できる資格と言えます。

まとめ

  • Webコンサルタントとして働くためにはWeb解析の技術が必要不可欠
  • ウェブ解析には定量評価と定性評価があり、どちらも重要
  • アクセス解析は代表的な定量評価
  • アイトラッキング解析とユーザー解析は代表的な定性評価
  • ヒートマップ解析は定量的かつ定性的な解析手法
  • Web解析に関する資格を取得すると、知識が体系的になる

Web解析ツールを使いこなし、資格で能力を証明すれば、より効果的に仕事を勧められます。ウェブコンサルタントを目指す方は、まずはこの2つに重点を置くと良いでしょう。

[記事公開日]2017.12.13
[最終更新日]2018.10.03
[ライター]佐久間