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Webコンサルタントの将来について考えてみた

Webコンサルタントの将来について考えてみた

この20数年で、インターネットが一般家庭に普及したことにより、世の中が大きく変化しました。

そして、スマートフォンの登場でインターネット人口はさらに上昇し続け、今では、インターネット環境は、ライフラインの一つと言っても過言ではありません。

商品やサービスの広告宣伝方法も劇的に変化してきましたので、今後10年、20年で、新しい媒体やサービスも登場し、Web環境はさらに変化していくことでしょう。

広告を取り巻く環境

ネット広告が主流に

今でも、新聞、雑誌、TVCMといった広告は、数多く利用されています。

これらの広告は、おおまかなターゲット層はいるものの、ほぼ不特定多数を相手にして、ブランド認知を目的としたイメージ広告という要素が大きいです。

一方、Webマーケティングは、ネット広告の立場を飛躍的に上げてきました。

「おなかをすかせた人に食べ物を売る」、つまり、ある商品やサービスに興味を持った人に向けて、ピンポイントに広告を発信することができるようになり、直接収益に結び付けやすくなったのです。

そして現在では、ネット広告に、より多くの時間と労力を割く企業が多くなっています。f

ユーザーは広告に飽きている

ところが、多くの広告があふれるネットの世界において、ユーザーは毎日のように目にする広告に飽き飽きしています。

インターネットが出始めた頃、アニメーションGIFのバナー広告を物珍しさからクリックしてしいたユーザーも、今ではそもそも広告は視界にも入らない、と言う場合もあるようです。

興味深いWebサイトのコンテンツであっても、広告とわかるとすぐに離脱してしまうということも多々あります。

今の時代は、ユーザーVS広告主の戦いと言ってもよいでしょう。

コンテンツマーケティングでユーザーを惹き付ける

「売り売り」な広告が敬遠されてきている状況の中、数年前より、コンテンツマーケティングの手法が使われるようになってきました。

コンテンツスマーケティングとは、商品やサービスの直接的な広告ではなく、まずはユーザーを引き付けるコンテンツを大量に配信し、ファンになってもらいます。

そこから、最終的に商品やサービスの購買に結び付けるというものです。

コンテンツマーケティングが行われるようになった背景にはGoogleのアルゴリズムの変更も一因となっています。

10年ほど前までは、外部リンクを買うなどしたSEO対策によるWebサイトが検索上位に表示されやすかったのですが、最近ではGoogleの検索エンジンの評価が「良質なコンテンツを上位表示させる」という考え方になっています。

Googleの評価の変化により、まずはユーザーが興味を持ちやすいコンテンツを上位表示させて、興味を引き付けて集客を図り、「ユーザーを育てる」という考え方に変わってきたことにあります。

将来のWebコンサルタントに求められるもの

先回りマーケッティングのスキル

先述したように、最近ではユーザーの行動心理に寄り添い、そのニーズやトレンドに合わせる「ユーザー寄り」なマーケティングを行うことが大切であると認識されてきました。

そうなると今度は、ユーザーがどのように考え、どのような行動を取るのかを詳しく知る必要があります。

今後、データ分析もより精度を増していくことが考えられ、ユーザーの悩みから、ユーザーのニーズやトレンドを予測し、先回りしてマーケティングを仕掛けることが求められるようになってくる可能性があります。

そのようにして一番手で登場する商品は、SNSなどでも話題に上りやすく、後から登場する同型の商品よりも圧倒的に有利になります。

新たなターゲットを生み出すスキル

商品やサービスをより多くの人に使ってもらうためには、ターゲットとなる見込み客をどれだけ多く発掘し、その見込み客に向けてどれだけのアプローチができるかがポイントとなります。

ダイレクトレスポンス広告のように、明確なターゲットに向けて、顧客の心理に寄り添いながら購買へ導く手法は現在では一般的になってきました。

そして、今後は、ダイレクトレスポンスの手法もさらに磨きをかけられ、見込み客を誘導するだけではなく、新たなターゲットへ向けての広告発信に力を入れる可能性もあります。

「エスキモーに冷蔵庫を売る」という話を聞いたことがあるでしょうか?

極寒の地では冷蔵庫並みに寒いわけですから、冷蔵庫など必要はないと普通は考え、エスキモーは冷蔵庫販売のターゲットからは完全に外れていました。

ですが、エスキモーに冷蔵庫を売ることに成功したセールスマンが現れました。常識に囚われず、「冷蔵庫は、物を凍らせずに保存できます」という切り口にして売ったのです。

エスキモーにとって物を凍らせることは簡単でも、凍らせずに保存させておくことは簡単ではない、というポイントに着目したのです。

このように、見方を変えれば、新たなターゲットを生み出すことができます。

ですが、新たなターゲットは、自分がその商品やサービスを必要としていることさえ気が付いていない場合もあります。

やり方次第では、広告に飽き飽きしている見込み客よりも、新たなターゲットに向けたマーケティングの方が効率がよくなっていく可能性もあります。

特定の分野のスペシャリスト

今や、Webによるプロモーションは必要不可欠なものとなり、各企業のWeb関連に割く予算も、毎年上昇傾向にあります。

そんな中、アメリカの一部の地域においては、Web制作や運営をアウトソーシングせず、Web関連部隊を社内に置く企業が増えて来ています。

そうなると、Webサイトを運営するために必要なWebマーケッターやWebコンサルタントなどの職種も、企業内に配置するようになってきます。

つまり、すべて自社内で完結しようというものです。

その理由の一つには、もはやWebサイトの運営は、「たまに行うもの、必要な時だけ依頼するもの」ではなく、ルーチンワークの一つとなってきているからです。

日本においてすぐに同じ現象が起きるというわけではありませんが、Webサイトの運営がルーチンワークとなってきている流れは日本にも当てはまります。

もし、各企業が自社内にWeb関連部隊をすべて揃える傾向が高くなった場合、その企業が求める分野の深い知識とスキルを持っているWebコンサルタントが求められます。

例えば、若い世代向けの商品であれば、SNSやモバイルマーケティングに長けたコンサルタントを必要としますし、BtoB商品を扱っている企業であれば、検索エンジンで上位に表示されることを優先したいと思うでしょう。

また昨今では、個人のWebデザイナーでない限り、Web制作も分業で行われるのが当たり前となっています。

同じようにWebコンサルティングも分業で行い、各分野のスペシャリストがその状況に応じて対応するという場合も多々あります。

ですから、Webコンサルタントは、特定の分野のスキルを掘り下げ、その分野のスペシャリストになるということも一つの手です。

そうすれば、その分野のクライアントからの信頼も得やすくなるでしょう。

Webコンサルタントが、Webプロモーションにおいての集客や収益を獲得する使命を担っていることは、今もこの先も変わることはありません。

しかし、ユーザーの考えや行動は、新しい媒体やサービスの登場で変化して行きます。

大切なのは、いつの時代になっても、新しい情報や新しい技術を取り入れることと同じくらい、しっかりとユーザーの心理を理解し寄り添うことなのです。