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フロントエンド商品とバックエンド商品とは?違いを解説!

インターネット通販を始めたばかりやマーケティングを勉強していると、「フロントエンド商品」や「バックエンド商品」という単語を目にした事があるのではないでしょうか?

実際に、私たちは、日々身近にそれら商品を購入したり体験したりしているのですが、どういったものかというのは、実際に説明されないと意外とわからないものです。

今回は、フロントエンド商品とバックエンド商品の説明と、その違いについて解説していきます。

「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」とは?違いを解説!

フロントエンド商品とは「集客するための商品」で、バックエンド商品は「本当に売りたい商品」です。

フロントエンドは、英語でFront Endと書き、日本語に訳すと初期段階や前行程、前部という意味になります。自動車の「『フロント』ガラス」と同じですね。

バックエンドはBack Endと書き、最終段階や後端という意味です。似たような英単語で日本語化したものだと、バックヤードやバックナンバーなどがありますね。

フロントエンド商品って何?

最近は、新聞もオンライン化しているので身近ではなくなってきていますが、よく新聞の折込みチラシとして見る機会が多い、スーパーのチラシに掲載されている特売商品が、フロントエンド商品のわかりやすい例です。

例えば、スーパーはいつも200円で販売しているバナナを、特売として100円としてチラシに掲載すると、それを見た人は「お得だ」という事で買いに来店してくれる、いたって単純な仕組みです。

バックエンド商品って?

チラシを見て、特売のバナナを目的に来店した人は、どうせスーパーに来たからついでにと、他の商品も買ってくれる場合がほとんどです。

その「ついでに」購入した商品が「バックエンド商品」の良い例でしょう。

ついでに購入された商品は、通常の価格のままなので特に値引きはしておらず、値引きされた特売した商品に比べしっかりと利益を生み出した商品、という事になります。

フロントエンド商品を導入すべき理由

あなたがオンラインショップを開設しようとしています。いろんな商品を取り揃えて、オンラインにアップして、それだけで売れるでしょうか?

うまく検索されて売れていくこともあるでしょうが、誰にも気付かれずちょこちょこ売れるだけと、それだけでは不十分かもしれません。

そこで集客を考えるわけですが、広告や宣伝をたくさんすることもひとつの手段ですが、商品ラインナップを再考し、フロントエンド商品を導入するのもひとつかもしれません。

あなたも日々フロントエンド商品を買っているかも?

例えば、すごく安い商品を買おうとしたところ、メルマガの購読を勧められたり、「こちらも一緒にどうですか?」とオススメされた事はありませんか?

それがまさに、フロントエンド商品を購入しようとした瞬間です。

もしくは、オンラインショップ以外であれば、例えば化粧品でお試しセットのCMが流れていたり、健康サプリメントが初回だけお得な価格で購入できる、などを見た事がないでしょうか?

それらがまさに「フロントエンド商品」であり、集客して顧客との接点を持ち、継続での購入を促したり、他の商品をオススメし、バックエンド商品の購入に繋げていくことができます。

導入すべき理由って何?

昨今のビジネスでは、お客様が自動的に集まってくることはほぼないでしょう。では、こちらからお客様を探しに行くわけですが、多大な費用がかかる広告はなかなか手が出ないものです。

そういった時に、すでに持っている商品やサービスをちょっと工夫すれば「フロントエンド商品」として使えるかもしれません。

また、お客様にとっても初めての購入のハードルを下げてくれるので、お試しという意味でもメリットがあります。

フロントエンド商品・バックエンド商品の事例

それではフロントエンド商品・バックエンド商品の事例を具体的にみていきましょう。

ちょっと試したい、トライアルセット

すでに事例としてあげましたが、お試し化粧品がフロントエンド商品だとしたら、バックエンド商品はちゃんとした商品の化粧品ということになります。

特に一度使用を開始した化粧品だと、継続的な販売が見込める事ができるので、3日分のお試しを無料で配布したとしても、数回の購入で元は取れます。

また、消費者としても自分にあったものかどうかを試す事ができるため、トライアルセットだと購入の敷居は低くなります。

実際に使ってみる事ができるフリーミアム

「フリーミアム」という単語で有名ですが、最近のWebサービスやアプリなどでは基本的な機能は無料だけども、「プロ」のようなバージョンや一部機能などは有料なども、フロントエンド商品・バックエンド商品の事例といえるでしょう。

例えば、日経新聞はオンラインで冒頭記事を読めますが、続きを読むには有料の購読プランが必要になります。

もしくは、YouTubeの視聴の際、無料の利用では再生中に広告が表示されますが、有料プランでは広告なしで再生できたり、オフラインで動画が視聴できたりします。

これも、フロントエンド・バックエンドの事例です。

実際に体験してみる事が重要

都心部では、高級フレンチやシティーホテルといった、普段あまり訪れる事がないお店や、居酒屋や焼肉屋など「夜に飲みに行く」というようなイメージのお店で、手軽にランチが出来たりします。

これは、実際にお店の雰囲気を体験してもらったり、こういった宴会ができるというイメージを持ってもらったり、ランチを食べた人には夜の割引を提供するなど、本来集客したい夜の集客につながるような施策を実施していたりします。

フロントエンド商品の設計方法

では実際に集客したい、商品を売らなくてはいけないといった場合、どのようにフロントエンド商品を決めれば良いのでしょうか?

ただ闇雲に、安い商品をフロントエンド商品にすればいいわけではありません。そもそも安い商品であれば、値引きには惹きつけられるものでないかもしれません。

とにかく体験、試してみてもらう

もしジュエリーとしてのダイヤモンドを販売したいという場合、どのようにすれば良いでしょうか?

すごく小さなジュエリーやダイヤモンドを安く販売するという方法も、なくはないでしょうが現実的ではありません。

普通では手に触る事も出来ない様な超高級なダイヤモンドジュエリーを、実際に身に纏って撮影できるというインスタ映えするようなイベントを実施して「体験」してもらうという方法はどうでしょうか?

つまりダイヤモンドジュエリーというものを身近に感じてもらい、興味を持ってもらい、購入に繋げていくという方法です。

今まで意識したことがなかったものに対して、体感する機会を提供する事により興味を持つきっかけを作り出したのです。

バックエンド商品にどのように繋げるか?

バックエンド商品にどのように繋げるか、という導線を決めておくのも重要なポイントです。

例えば、体験インスタイベントに来場してもらった人に、直接高額なダイヤモンドの販売を行うなど、強引な売り込みをした場合、逆に不信感を抱かれる原因になりかねません。

まずは、興味を持って接点を持つという事が重要です。次回の別のイベントの案内やDMやメルマガといったコンタクトポイント、つまり顧客接点を創り出す機会と割り切りましょう。

次回以降のイベントやDM、メルマガといった顧客接点を通じてある程度の関係を構築していき、実際にダイヤモンドジュエリーを購入したいというフェーズになるまで、辛抱強く待つといった事も重要です。

フロントエンドとバックエンドのバランスが重要

フロントエンド商品、およびバックエンド商品双方で、利益を上手に生み出せるバランスが重要です。

利益度外視してフロントエンド商品だけが売れてバックエンド商品はさっぱりだった、もしくはフロントエンド商品そのものが高すぎて魅力的に感じてもらえず購入に繋がらなかったなど、両方のバランスが崩れては元も子もありません。

双方のバランスをうまく組み合わせるのも気をつけたいポイントです。

まとめ

フロントエンド商品やバックエンド商品といった単語そのものだけを聞くとよくわからないと思ってしまいがちですが、いかに我々の生活の周りに浸透しているか分かっていただけたでしょうか?

身近にあるもので「これはフロントエンド商品かも?」と思ったら、バックエンド商品は何だろう?と考えると面白いかもしれません。

どのようにフロントエンド商品・バックエンド商品を設計しなくてはいけないという場合、いち消費者となって「どう感じるか?」と連想しながら考えると良いかもしれません。

[記事公開日]2019.03.01
[ライター]栗原