インターネットビジネス最新情報ポータル IBNIP

AIコピーライターとは?AIにコピーライティングの仕事は奪われる?

最近になってAIコピーライターという言葉を耳にするようになりました。

AIコピーライターは、「AI(人工知能)によるコピーの生成」のことを指すようですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか?

そして、コピーライティングは一体どのくらいの精度や技術なのか、人間のコピーと比較してどうなのかも気になる点です。

今回は、AIコピーライターの詳細について、詳しく迫っていきたいと思います。

AIコピーライターの紹介

AIコピーライターは、文字通りAIがセールスコピーを書いたり、広告の原稿を作成することを指します。

2017年には、大手広告代理店の電通がAIによる広告出稿をしました。また、中日新聞でも、静岡県知事選挙の一面を飾るコピーをAIによって作成しています。

どちらも、中々のセンスのあるコピーだという評価を受けており、今後の動向が注目されています。

AIコピーライターAICOとは?

電通が2017年に発表したAIコピーライターAICOは、静岡大学との共同研究で開発され、人間に近いコピーを生成することで注目を集めました。

AICOは、電通のコピーライターのコピーを順次学習しており、そのデータが大量に蓄積されています。

使い方としては、PC画面上のAICOにキーワードを入力するだけで、自動でそのキーワードに基づくコピーを大量生成してくれます。

そして既に「新聞広告クリエーティブコンテスト」などで、ファイナリストの16作品にも選出されるなどの実績を残しています。

コンテストの際は、広告のコピーをなんと2万案も作成し、最終的には人間の手で500案にまでまとめたものの、その圧倒的なコピー数は世間を驚かせました。

今後は、Web広告はもちろん、屋外の交通広告などにも活用していくそうで、その動向がとても楽しみです。

決算サマリーの登場

東京大学とILU、日経新聞社が共同で開発したAI記者の「決算サマリー」は、世間を驚かせました。

本当に人間の手が入っていないのかというくらい自然な文章で、違和感がない文章だったのです。

今後益々改善され、人間の文章に近づいていくといわれており、記者の仕事がなくなってしまうのではないかという不安の声も聞かれました。

しかし、日経新聞社としては、決算やマーケット系の数字が多く、ミスが許されない分野はAI記者が、日経新聞が得意としている深い内容の記事は人間が担当するなど、住み分けを考えているようです。

AIライターには課題も

技術進歩がめざましいAIライターですが、課題も指摘されています。中には、主語の使い方や文法的におかしい文章もあり、人間独特の言語などはまだまだ適応が難しいようです。

膨大な量だけでは解決できない、会話などの細かい部分のニュアンスはまだこれからだといえるでしょう。

特に曖昧な言葉や、正解がこれといってない分野は、人間でなければ難しいといえます。

しかし、AIが全てを代行する必要もなく、AIが得意な分野と人間が得意な分野があるので、うまく共存していくのがベストと言えるでしょう。

AIコピーライターが社内を改革?

AIコピーライターは現在、様々な場面で活用され始めています。

従来の電通では、新入社員のコピーライターは、最初はとにかくコピーを書く練習を数多くこなしていたのですが、AICOの登場により、そういった教育が一部でなくなってきているそうです。

すでに累計で6,000案のコピーを学習しているので、人はいかに多くのコピーを書くかではなく、いかにAIコピーライターからいいコピーを選出するか、という作業が大切になってきているようです。

現に電通では、そういったディレクターレベルの教育を早い段階から行うことができ、人材育成に変化が出てきています。

このようにAIコピーライターの登場によって、AIに任せる所は任せて、人間にしかできない部分に注力しようという風に、社内の雰囲気が変化してきているとのことです。

将来コピーライターの職業は奪われる?

このままいけば、コピーライターの職業はAIに奪われるかもしれない、という心配も出てきそうです。

すでに、日経新聞は記事の一部をAIが執筆しているという事例もありますし、米国のAP通信やYahoo!も、AI記者を使い記事を自動生成しているということです。

しかし、専門家によれば、AIのコピー技術を進化させるのも人間のコピーライターの役割なので、当面は職を奪われるということはないだろうという意見もあります。

今後は、プロのコピーライターは文章の生成というよりは、AIの生成したコピーをチェックしたり、管理する役割にシフトしていくかもしれません。

まとめ

AIコピーライターは、現在広告業界やメディア業界で、徐々にその存在感を強めてきています。

特に数字や大量のデータが必要な分野では強みを発揮すると同時に、電通のAICOに代表されるように、人間が見ても面白いと思えるユニークなコピーを大量に生成することが可能です。

今後は、人間の得意分野とAIの得意分野の住み分けを行いながら、協力して作業効率を最大化し、人間はAIの管理や教育、ヒトにしかできない分野に、よりフォーカスすることが求められていくでしょう。

今後もAIコピーライターの進化はどうなっていくのか、その動向に世間の注目は一層集まり続けることでしょう。

[記事公開日]2018.07.26
[最終更新日]2018.10.04
[ライター]ワカさん