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Webデザイナーの年収を雇用形態、業種、性別ごとに比較して紹介!

Webデザイナーの年収を雇用形態、業種、性別ごとに比較して紹介!

これからWebデザイナーを目指す人、すでにWebデザイナーでこれから独立しようと思っている人、個人事業主からデザイン事務所に就職しようと思っている人にとってはWebデザイナーの平均月収や年収は気になる所ですね。

そんな気になる月収や年収をいろいろな角度から比較してみようと思います。

Webデザイナーの平均年収や月収ってどのくらいなの?

さまざまなデータがありますが、概ね平均的には300~400万円程度の場合が多いようです。スキルによって給与を決める会社も多いのですが、勤務形態別の平均レンジは下記のようになります。

正社員

月収 25~40万円
年収 350~550万円(ボーナス含む)程度

年齢が40代以上、高いスキルがある場合は月収50万円を超える人もいます。

契約社員

月収 25万円~30万円
年収 300~360万円(ボーナスなし)

スキルアップによる報酬アップは契約更新のタイミングという場合が多くなります。

派遣社員

時給 1300~2000円
(月収に換算すると1日8時間 22日働いた場合 約23~35万円)
年収 280~420万円

バリバリ残業をする人は時給が2000円くらいですと、若い世代の場合、正社員の年収よりも高くなることもあります。逆に、時短勤務、週3日勤務など短時間勤務の場合、年収は低くなります。

20代の若い世代の給与は、正社員も契約社員も派遣社員もそれほど変わらないようですが、やはり年数が経つと、正社員は昇給や昇進、ボーナスアップなどがあり、差がついて来るようです。

フリーランス(在宅Webデザイナー)

月収 20万円~35万円
年収 240~420万円(ボーナスはなし)

ただし、フリーランスの場合、スキルや働き方、大きい人脈があるなどの場合、人によっては年収1,000万円を超える人もいます。

フリーランスは、どの時点でフリーランスになったかによって収入に差が出ます。かなりのスキルがあり、会社で十分な実績を上げた末に独立してフリーランスになった人では、いきなり高収入を得ることもあります。

逆に、専門学校やスクールなどを卒業して、人脈もないままフリーランスになった場合、SOHOの仕事紹介サイトなどでも、なかなか仕事が取れず、始めは年収150万円ほど、という事もあります。

業種別年収

Webデザイナーとしての働き方は、Web制作会社や広告代理店勤務、派遣、独立起業、フリーランスなどさまざま形態があります。

Web制作会社は一般的に規模が小さめですが、広告代理店は規模の小さい会社から大企業の場合まであり、規模によっても年収が異なります。

また、独立起業した場合やフリーランスなどは、人脈、固定客を持っているか、営業努力、仕事の幅などによって個人差が大きいです。業種別の平均年収を見てみると、より規模の大きい広告代理店の年収が高めになっています。

業種別Webデザイナー年収(経験3年の例)

Web制作会社 450万円~
広告代理店 500万円~
一般企業 450万円~
人材派遣会社 280万円~
独立 450万円~
在宅フリーランス 150万円~

正社員、派遣社員の場合は固定給のため大幅なぶれはありませんが、フリーランスの収入は出来高制であることが多いため、スキルによってかなりの幅があります。

また独立起業した場合は、社員が増えてくるとWebデザイナーというよりも、代表としての業務が中心となってくることも考えられます。

ポイントは仕事の幅

Webデザイナーとひとくくりにしても、実際はその仕事内容は多岐にわたり、仕事の幅が広いデザイナーはその分だけ年収も高くなります。Webサイト制作に関わる仕事をおおざっぱに分けると下記のようになります。

  1. グラフィックデザイン
  2. HTMLマークアップ
  3. デザイン+HTMLマークアップ
  4. フロントエンドエンジニア
  5. バックエンドエンジニア
  6. ディレクター
  7. UI/UXデザイナー
  8. マーケティング

このうち、一般的なWebデザイナーの仕事は(1)~(3)または(4)までとなります。しかし、Webデザイナーが(1)~(8)までのスキルを身に着ければ大幅な年収アップとなります。

一般的にWebデザイナーの平均年収と言われる350万円~400万円は(1)~(3)の場合です。

フロントエンドエンジニアであれば、さらに50万円ほど、バックエンドエンジニアであればさらに100万円ほど、ディレクターとしてのスキルを身に着ければ、デザイナーより100~150万円ほどの収入アップが見込めるなど、仕事の幅により年収も異なってきます。

クライアントにしてみれば、一つのWebサイトを依頼する場合に、何人もの人が関わるより、できるだけ少ない作業で依頼できれば、それだけ人件費も節約できますから、マルチな仕事ができるデザイナー/エンジニアは引き合いも多く、年収も高くなります。

※フロントエンドエンジニアはHTMLマークアップのより高度な技術を担当するエンジニアです。
※バックエンドエンジニアはサーバーサイドのシステムの設計開発を行うエンジニアです。
※UIとはユーザーインターフェイスの略。Webサイトの場合、デザインやフォントを含め、ユーザーの眼に触れる部分のすべてとなります。
※UXとはユーザーエクスペリエンスの略。Webサイトの場合、ユーザーが体験して感じることを言います。例えば、デザインが美しい、読みやすい、導線が分かりやすい、商品の質がよかったなど。

性別による月収・年収比較

男女別Webデザイナーの月収・年収比較

男性平均年収 330万円~
女性平均年収 300万円~
男性平均月収 25万円~
女性平均月収 20万円~

上記は主に20代のWebデザイナーのおよその月収、年収となります。

Webデザイナーとしてスキルや実績を上げてくると、プログラマーやディレクターへの転身、転職などにより、収入レンジが幅広くなります。

Web制作の現場は一般的に就業時間が長く、夜が遅い傾向にあります。徹夜作業もまれではないことから男性の方がより就業時間が長くなりがちです。また、フロントエンド、バックエンドエンジニアなど高度なテクニックを身に着ける可能性も就業時間と比例して男性の方が多くなりますので必然的に年収も男性の方が多くなります。

一方、女性はディレクターのスキルを身に着ける人が多いようです。最近ではWeb制作会社などでWebサイトが制作される場合はディレクターを筆頭にチームで制作されることが多いので、ディレクターの需要はますます伸びています。

フリーランスの年収について

フリーランスの年収は250万円~400万円と言われていますが、会社勤務で固定給である場合に比べて、収入が固定ではないため、年によるばらつきがありますが、その範囲は数10万円~1,000万円超とも言われています。

年収が多めのフリーランスは、固定客を持っていること、営業力があること、幅広い仕事ができること、高度な技術を持っていること、などの特徴があります。

また、紹介できるポートフォリオが多いほど、クライアントは技術やデザイン力のイメージがつかみやすいため、仕事を依頼しやすいと言えます。

仕事さえ受注できれば、案件の報酬はすべて一人で受け取ることができますから、案件が多ければ多いほど年収もアップします。

しかし、一人で行える仕事量には限界がありますから、よほどの高額案件を複数受けない限り、年収1000万円程度が限度のようです。

固定客がいない、人脈もないという場合は、LancersやCrowdworksといったクラウドソーシングなどを利用して案件を受注することになりますが、応募者も多く倍率も高いため、必ず受注できるとは限りません。

ですから、仮にある年の年収が1000万円だったとしても、翌年も同じ年収が確保できるという保証がないために、クラウドソーシングへの応募も含めて、常に営業努力を怠らないようにする必要があります。

海外のWebデザイナーの年収

Webデザイナーの平均年収は海外の方がより高い傾向にあります。

日本のWebデザイナーの平均年収は、デザインと一応のHTMLマークアップができることをベースとしていますが、海外のWebデザイナーはデザイン、HTMLマークアップはもとより、フロントエンド、バックエンドのプログラミングやSEOや解析などマルチな技術が求められるからです。

つまり、日本においても、幅広いスキルを身に着けることにより、海外のWebデザイナーの年収に近づくことが可能と言えるでしょう。

海外のWebデザイナーの平均年収

オーストラリア 600~700万円台
ニュージーランド 550~650万円台
アメリカ 500~800万円台
イギリス 400~600万円台
カナダ 500~600万円台

Webデザイナーが年収を上げるには

スキルを身につける

Webデザイナーはデザインのみを行う場合から、デザイン、コーディング、PHPのスキルを持ち、CMSを扱える場合などさまざまです。

JavaScript (jQuery)やPHP、CMSの構築ができるようになると、フロントエンドエンジニアと呼ばれることもありますが、最近ではWebデザイナーとしてここまで求められることも少なくありません。

経験を積んだ次のステップとして、プログラミングのスキル、ディレクションのスキル、マーケティングスキルを身に着けるとさらに収入を上げることができます。

プログラミングスキル

プログラマーは昨今引く手あまたですから、スマホアプリ制作などのプログラミングのスキルは歓迎されます。

クライアントにしてみれば、Web制作とプログラミングを1人の担当者が行えればコミュニケーションも取りやすくなります。

ディレクション、マネジメントスキル

ディレクションスキルやマネジメントスキルを身に着けることにより、Webディレクターへの道が開けます。Webディレクターにはコミュニケーションのスキルも必要です。

しかし、これは勉強して身に着けると言うより、日ごろから周りのスタッフやクライアントとしっかりコミュニケーションを取り、しっかりプレゼンができるようにしておき、クレーム処理にも慣れておきましょう。

マーケティングスキル

また、Webサイトの制作だけではなく、運用、マーケティングのスキルを身に着けることで、Webマーケッターとして活躍することもできます。

制作からマーケティングまで、クライアントと長いお付き合いができるようになります。

他職種への転職

Webデザイナーが同じ社内で仕事をし続けている場合、なかなかキャリアアップするのが難しいケースもあります。

そこで、実績を積んでスキルを身に着け、キャリアアップして転職をすることにより、収入を増やすという方法もあります。

Webデザイナーからのキャリアパスの可能性としては、フロントエンドエンジニア、Webディレクター、Webマーケッターなどが考えられます。

フロントエンドエンジニア

いわゆるHTMLやCSSだけを扱うデザイナーよりもワンステップ上の職種で、JavaScript(jQuery)やPHPの設計や実装、CMSの構築などまでできるエンジニアのことを言います。

Webディレクター

Webサイトを構築し、クライアントの売り上げを上げることを目的に、プロジェクト全体の進捗を管理する仕事です。

Webマーケッター

Web担当者とも呼ばれ、Webプロモーションにより売り上げを上げられるよう、Webサイトの運営、マーケティングを行う仕事です。

他業界への転職

Webデザイナーが他業種へ転職する場合、これまで培ってきたスキルを活かしながら転職をすることにより、報酬アップをめざすことも可能です。

Web以外のデザイン関連企業

パッケージデザイン、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、インテリアデザインなどを勉強してみて、知識を身に着けてから転職するのも良いでしょう。これまで培ったデザインや色彩のセンスを活かすことができます。

出版社

出版社、特に雑誌の編集の仕事で、デザインやレイアウトのスキルを活かすことができます。

広告代理店(営業職)

Webサイト制作の際には、クライアントからのヒアリングやクレーム対応など、コミュニケーションスキルが必要とされてきました。

Webサイトの制作に関わる知識も役立てることができ、コミュニケ―ションスキルも活かすことができる職種として、広告代理店などの営業職も考えられます。

実際にWebデザイナーからの転職で、営業職に就く人も多いです。

IT企業

これまで培ってきたさまざまなWeb関連の知識を活かすのであれば、Webコンテンツやスマホアプリなどを扱う、IT企業に転職することも考えられます。

Webサイトのリサーチやデザイン、レイアウトなどを、Web制作ではなく、企画という方向から携わることも可能です。

フリーランスになる

Web制作会社や広告代理店で仕事をしてきたWebデザイナーが実績を上げた後、フリーランスとして活躍するケースも多々あります。

フリーランスとなると、仕事をした分だけ収入になりますから、能力のある人の収入は青天井と言われています。

ただし、気を付けなければいけないこともあります。

多くの制作会社では、営業、デザイン、マークアップ、プログラミング、ライター、Webマーケッターなどさまざまな人が関わっていて、Webディレクターやプロデューサーがそれを統括していました。

フリーランスになるとすべてを一人で行うケースもあります。ですから、思いのほか手間がかかり、それほど仕事の数をこなせないという場合もあるということです。

フリーランスの場合、人脈とスキルがキーになりますから、それらを兼ね備えた人であれば、会社勤務よりはるかに多い収入が期待できるでしょう。

フリーランス(在宅Webデザイナー)が年収を上げるには

Web制作会社や広告代理店などの企業で働くWebデザイナーは、多くが分業制で仕事をしているため、得意分野が限られている場合が多く見受けられます。

しかし、フリーランスのWebデザイナーの場合は、すべてを一人でこなさなくてはなりません。

ですから、HTML・CSS・JavaScript、レスポンシブデザインやCMSを扱うスキルは、ほぼ必須となってきています。

フリーランスとして収入を増やすためには、スキルアップはもちろん必要ですが

  • 多くの人脈を作ること
  • マーケティングスキルを付けること

が大切です。

フリーランスは収入が安定しないため、常に仕事をもらえる状況を作っておかなくてはなりません。

そのためには、固定客を作る他、多くの人脈を作って、紹介が紹介を呼び、常に仕事がある状態にしておくことです。

また、クライアントとの付き合いをさらに太くするためには、制作したサイトにマーケティングという付加価値を付けることも必要です。

Webサイトを制作して終わりではなく、マーケティングにより売り上げを上げることで、クライアントの絶大なる信頼を得ることができるようになり、1つのクライアントと長く取引をすることができるようになります。

実績を積み上げることで仕事の単価も上がり、収入も大きくアップします。