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アフィリエイト広告に対して、広告主の責任が問われるようになった

2018年10月1日、『消費者庁がアフィリエイト広告業者や広告主に対し、景表法にもとづいた対応を求めていること』が報じられました。

アフィリエイト広告が景表法の措置の範囲内である、と明示されたのは初めてのことです。

景表法とは一体何なのでしょうか?また、景表法に違反しないためには、どのように注意していけば良いのでしょうか?

上記のような疑問点を解消できればと、注意点や解決策など紹介しています。

景表法とは

そもそも景表法とは、どのような法律なのでしょうか?景表法は、正確には『不当景品類及び不当表示防止法』という法律です。

この法律では、すべての商品やサービスを対象に、①「誤認されかねないような表示の禁止」や、②「景品の提供規制」が定められています。

2018年6月のケースでは、①の「誤認されかねないような表示の禁止」が問題の焦点となりました。

問題になった実例

2018年6月、大阪市の通販会社「ブレインハーツ」が景表法にもとづいて措置命令と課徴金納付命を受けましたが、この時に問題の焦点になったのが、①の『誤認されかねないような表示の禁止』という観点でした。

それでは景表法の中で、具体的にどのような問題が取り上げられたのでしょうか?

ブレインハーツは、商品を摂取するだけで、短期間で多大なダイエット効果が得られると誤解を受ける表示をしていました。別商品でも、誇大な美白や美肌効果を謳って虚偽表示をしていました。
また販売価格についても、実際の販売価格と無関係の「通常価格」という表記をし、その「通常価格」よりも販売価格を安く表示することで、あたかも「お得に思わせる」かのような表示をしていました。

例を出すと、実質100円の商品を、「いつも1000円で売っていますが、今回だけは安くします!」と嘘をついて500円で売るようなものです。

要は、様々な手段で消費者の購買意欲を上げようと、事実にないことまで広告として打ち出していた、ということになります。

アフィリエイト広告が景表法の規制を受ける可能性

今回の「ブレインハーツ」の件で、アフィリエイト広告が実際に違反認定を受けることはありませんでした。

しかし、消費者庁の担当課では、以下のように話しています。

「今回の措置命令により、アフィリエイトサイトも景表法の適用対象となり得ることを注意喚起した。広告主だけでなく、アフィリエイターや仲介業者(ASP)にも認識してもらいたい」

http://健康情報ニュース.com/300615_dm1248-7/より引用

このことから、「アフィリエイトサイトも景表法の適用対象になる」という認識は、今後当たり前になってくるといえます。

また、広告主は自社媒体以外に、アフィリエイト広告も景表法の適用対象になるということを視野に入れ、今まで以上に目を配る必要性が出てきそうです。

今後の注意点

では、アフィリエイターやその広告主として、広告が問題になるのを防ぐためには、どのような点を注意していけばいいのでしょうか?

アフィリエイターにできる景表法対策

アフィリエイターの方で、今まで景表法を意識していなかった方は、下記のような対策を取ることをおすすめします。

事実に基づいた表記を心がける

例えば、「No.1」「日本一」「初めての」といった表現は、実際にそうであると証明できる事実がなければ、景表法違反になります。

インパクト第一で事実がおざなりになればなるほど、景表法違反のリスクが高まります。

広告主の話を鵜呑みにせず、情報の確認を取る

広告主のセールスページや広告概要に掲載されている情報でも、そのまま鵜呑みにはせず、自分で情報が正しいのか確認しましょう。

広告主にできる景表法対策

広告主の方には、下記のような対策がおすすめです。

  • 必要以上に事実を誇大したアフィリエイト広告を依頼しない
  • 事実に齟齬がないように綿密な打ち合わせを行う
  • ステルスマーケティング(口コミや評判など、一見宣伝とは思われない方法で宣伝を行っていく手段)をする際は、慎重に行う

ステルスマーケティングは、景表法違反の可能性があります。架空の商品利用者の存在を錯覚させる恐れがあるためです。

ステルスマーケティングは今後、避けたほうがいいかもしれません。

まとめ

アフィリエイト広告は、その出し方によって景表法以外にも、薬機法などの他の法律に当てはまる場合があります。

もし不安に思うようなことがあれば、ネットビジネスに明るい弁護士などに相談するのがおすすめです。

虚偽表示や誇大表示に頼らずとも、魅力的に見せることのできる表示方法は多くあります。

筆者はライターですが、そういった表示方法を学んでいくことや探求していくことが、広告制作を含めたクリエイティブな職業の醍醐味でもある、と感じています。

それでは、記事を閲覧していただきありがとうございました。

[記事公開日]2018.10.15
[ライター]マーガレット